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土星回帰と鬼滅の刃 78 2020.06.16

『サターンリターン』で出産の子育ては難しい、、、
という話を聞きました。
私は第一子を29歳で妊娠し、30歳で出産しました。
そして私自身も母親が30歳の時に生まれた子なので・・・
私の母親と私と息子は30歳ずつ離れています。

サターンリターンとは土星回帰のこと

太陽の周期の軌道で、土星は約7年毎に出生図上の位置と緊迫することになり、約28歳の時にコンジャクション(0度)となる。
サイクルの回帰の完了は、個人の暗い未分化で無意識的な側面が、奮闘や苦痛を必要とする何らかの状況を通じて活性化され、成長する機会になる。
土星は人間の性質の中で原始的で劣っている側面に結びついている。
その側面をユングは「シャドウ」と呼んでいる。
自身の中で絶えず対立していて、無意識で、解放を必要としているし、でもその中に未来の可能性を秘めているもの。

つまり、、ここぞとばかりに自分としてはしんどい、嫌な面を見ざる得ない試練がやってくる。

嫌なことは次々に起こるけれども、それは悪いことではなくて、心理的な子供時代の終わりや、過去から自由になること、だったり。

具体的には結婚したり、離婚したり、出産したり、転職したり、大金を手にいれたり(でも満足はしない)、お金を失ったり、信仰が変わったり、、

そういうあれこれや色々が、親子共々一緒に体験していくサイクルになるので、そりゃ大変だ!!
になる人も多いことでしょう。
息子が30歳になる頃には私は60歳ですね。
今から心の準備をしておくぞー。

私の場合は、小さいことから大きいことまで、とにかく悲惨な時期でした。
思い出して書こうと思ったけれど、やめます。
一つだけ、生まれたての新生児って頭だけ大きくて、体は骨と皮膚。
無駄なお肉は殆どなくてシワシワしていて、鶏ガラに似ていて、、
空を彷徨うような心もとない視線で、、
見たことがある赤ちゃんて、もっと丸々してフワフワしている存在かと思ったから、何やらショックで、、。
どうしよう、可愛いと思えていないかも、と思ってしまう自分にもショック、、。
新生児って、外に出てこないので、病院関係者や親族でもないとなかなか見る機会がなかったんですよね。
でもあれだけ不安の塊だった新生児も、今写真で見ると、ものすごく可愛い!
大変だったこともあったけれど、認識が違えばもっと違ったものになったかもしれません。

サターンリターン中、身体から心から家から夫婦関係から、今まで放置というより、気づきもしなかった問題がどんどん出て来る出て来る。
嫌なことがいつまで経っても終わらない、つらいことが次から次へと出て来る、と泣き喚いた記憶があります。いやー、普段からちゃんと向き合う人はそんなことないのかもしれないけれど、やり過ごし流し続けると、まとめてドバーッと、そんなタイミングなんですね、きっと。
人生にはそういう星回りがある、と知っていればもう少し楽な気持ちで過ごせたかなぁと今は思います。

大変な時は周りに助けを求めて!とよく言われる言葉ですが、私がサターンリターンならうちの家族たちもサターンリターンなサイクルで、、、
もうみんなそれぞれ他人に構っている余裕はないし、頼みの綱が怪我や病気や色々なトラブルでどんどん断ち切られてしまいました。
でもそれは私の巡り合わせがたまたまそういうタイミングだっただけで、、
すんなり過ごす人もいるし、はねのける人もいるし。

ただ、その時の体験が強烈で、自分1人ならどうとでもなることも、妊娠や出産や子育てや介護など、守らなきゃいけない命がある人たちには、幾重にも対策をするように言ってしまいます。
助けてくれるところは沢山ある。
ただパニックになっている時に、それをすんなり見つけるのは難しい‼︎
あと心が弱っている時に、追い打ちをかける人もいる。
でもこの体験があったからこそ、と思う学びも沢山あったし、終わってしまえば、人として成長したと思います。

海王星射手座時代

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本当にこれですね。大事なところ。
いい大人だけれど、感動してしまった。

海王星射手座世代(1970年〜1984年生まれ)。
海外、宇宙など遠い世界への自由への憧れを抱いて。
異常なものや奇怪な風習も受け入れるらしい。

私たちの10代は援助交際や女子高生ブームの第一世代。
フリーターやプー太郎が流行り始め、私も周りもバックパッカーだらけだった20代。
ドラゴンボール世代と評している人もいたけれど、言い得てまさに。
ただ強く、ひたすら強く。
大切なものを守れなかった後悔と、弱者への恨みで、ひたすら強さを求め続け高みを目指す上弦の参の鬼・猗窩座の闘志にも、グッときてしまう。
受験戦争や競争社会の反省もありながらも、基本的にはスポ根精神。
他人を蹴落とすのではなく、自分がどこまで上がっていけるのか・・・。

だから鬼滅の刃を読んでいて、グサグサ刺さってくるのかも。
そうか、強さは自分のためではなくて、弱いものを助け、弱いものたちがまた強くなり、また弱いものを助けるために。
「連帯責任」が当たり前に叫ばれた小学生時代、中学生時代、できる子ができない子の面倒を見るのは当たり前だったけれど、、、
私たちには優しさが足りなかったな、そんなことを思う。

鬼滅の刃の中では、自分のために戦っているのは鬼たち。
元は人間だったけれど、自分たちの苦しみや悲しみやコンプレックスや悔しさや弱さや甘さがやがて鬼になる。

鬼は鬼。
でも心の中に誰しも鬼になってしまう部分がきっとある。
そうか、土星をうまく使えれば鬼にならないのかもしれない。

私は自由に生きるのが格好いいと思っていたところに、30歳前後の出産を通して社会の一員として生きることを強制的に教えられた気がしたサターンリターン。一人の人間の当たり前の生活は、沢山の人に支えられている。自分もまた、誰かを支える一部。
それぞれが自分ととことん向き合うチャンスなんですね、きっと。

海王星山羊座世代(1984年〜1998年)


鬼滅の刃の作者・吾峠呼世晴さんの生まれた年が1989年とネットの情報にありました。
それが正しければ吾峠呼世晴さんは海王星山羊座世代(1984年〜1998年)。


古風でローカルなものへの憧れ。伝統的な日本の風習や衣服、家族主義、家父長制度、きちんとした礼儀作法。
社会制度や常識に従って生きることをよしとする価値観を持つ。

このような特徴があるそうです。

鬼滅にそれがよく表れていますね。

無惨率いる鬼たちのはっきりランク付けされたピラミッド社会に対して、鬼殺隊は強さに違いはあるけれど誰が欠けても誰かがその意志を継ぐ円のような関係性。

唯一無二になることが目標なのではなくて、仲間を信じて、世の中のために共に戦う。
勝つのは自分でなくていい。
自分がたとえ鬼に敗れたとしても、それを誰かが継いでくれることを信じている。

だから精一杯戦える。



その力を世のため人のために

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スピリチュアルや自己啓発界隈は、自分がどう感じるかが大事と言ってみたり、自分を手放せと言ってみたり、稼いだもの勝ちのような価値観が相変わらず多い。
誰かのために、というのは悪いことではないのに、それを自分軸他人軸で問われたりする。
これがちょっと苦手です。

鬼殺隊の中にはもちろん戦うことが得意な人もいるけれど、炭治郎のように、心根が優しくて、でも誰かのために戦うことを選ぶ人もいる。

大事なのは、自分は自分を大切にしながら、周りも大切にして、自分の得意なことを生かして、世のため、人のために生きていくことだと思う。
そして誰かのために、と選んだ道を必死で極めて輝く人もいる。
自分軸でも他人軸でも、一生懸命やればどっちでもいい。そんなことを思うのです。

自分は個であるし、社会の一部である。
その社会もまた自分自身。

本当はホロスコープで見る年齢域について書こうと思っていたのに、すっかり脱線してしまったよ。

自分のシャドウでもある、土星からホロスコープを読み解くのは面白いかもしれない。

まだ占星学の本が読み終わらないので、10日後に届くように、土星の本をポチり。

長々おつきあいいただき、ありがとうございます(^^)

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