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定着率95%以上・男性育休取得率54%など、コメ兵の「働きやすさ」実現のための取り組みを人事に聞いてみた!

こんにちは。KOMEHYO note編集部です。
今回は、人事企画部山田 侑佳シニアマネージャーにインタビュー。
創業から続く”従業員はみな家族”という会社のDNAを受け継いできたコメ兵。定着率は95%以上で、男女ともに高い育休取得実績があります。
現在の「従業員の働きやすさ」を実現するまでに会社がどう変化してきたのか?などを聞きました。


■山田シニアマネージャー経歴

2005年 株式会社コメ兵に入社。
情報システム部門を経て、WEB事業室の立ち上げメンバーとして、
通販事業のバックヤード業務フローの構築やECサイトのUI、UX構築を推進。
その後、2回の育休とマーケティング、経営企画などの業務を経て、2018年に人事企画部へ異動。
現在は、キャリア採用、ダイバーシティ&インクルージョン、エンゲージメント向上にも注力しながら、人事労務に関わるDX推進を担当。

■直近で子育てサポート企業の「くるみん」認定を厚労省から取得されましたね。認定理由のひとつである「男性育休取得率54%」はインパクトがありました。

男性育休取得者は、直近の2~3年で目に見えて増えました。2020年に勇気ある最初のひとりが男性で初めて取得したのですが、その頃はまだ男性社員が育休を取るという考えが斬新で、相談された上司が驚き、人事に相談が来たりすることもありました。

潮目が変わったなと感じたのはコロナ禍です。以前は里帰り出産が多かったのですが、コロナ禍では感染対策のため実家に帰らずに出産する方が増えました。親のサポートがない、もしくは少ない状況下で、父親も一緒に子育てをしたいという方が増えたのではないかと思います。また、リモートワークの導入で男性社員達が在宅で仕事をすることも増え、子育ての大変さを目の当たりにして、自分にできることをもっとやろうと決意した人も多かったのではと思います。

コメ兵内では、徐々に役職につくリーダー層の社員が取得する事例も出てくるようになり、そこから取得者数がどんどん増えました。上司が取得する姿を見たり、キャリアに対してマイナスな影響がなさそうな様子が見てわかったことで安心して取れるようになったのだと思います。2019年度0%だった取得実績は、2022年度には63%(※)まで、飛躍的に上がりました。
育休取得期間も、以前は数日~1週間と短期間が多かったですが、今では3カ月や半年といった長期取得も珍しくなく、平均取得日数は86日です。男性の育休取得はコメ兵の「普通」になってきています。そういったこともあり、せっかく良い方向へ変わったのだから、その証明として「くるみん」の認定を取ろうと思いました。

国の認定があるというのは、エビデンスになるのでコメ兵に応募しようか悩んでいる人にも一つの指標になるかと思いました。男性育休以外にも、短時間勤務を最長で子どもが小学校卒業まで取得可能な点、フルタイム勤務者の時間外労働が8時間未満だった点など、長年会社として取り組んで来たことが今回の認定に繋がり、個人的にもとれて良かったとホッとしています。
(※「くるみん認定」の取り組みにおいては、2021年度と2022年度の通算で計算するため、リリース上で公開している男性取得率は54%。)

■次に山田さんのキャリアについて伺います。入社以来、様々な部署をご経験されていますね。

はい。入社時の配属希望は「宝石」で出しました。「管理部門に興味はありますか?」という問いがあり、管理部門も嫌ではなかったのでチェックをつけたら、まさかのシステム関連の部署に配属されて、びっくりしました。(笑)そこから産休・育休を2回挟み、人事企画部で4部署目ですが、私が人事になったのは会社側の「女性活躍への取り組みを強化したい」という狙いがあったからだと思います。それまでの「結婚・出産をしたら退社する女性社員が多い」時代が終わり、「子どもを育てながら働き続ける」ことを選ぶ女性が増えたことであがり始めた「困った時にどこに相談すればいい?」という声に対応したい背景もあったと思います。

人事企画部のデスクで業務をされる様子

■ご自身も産休育休を取得し職場復帰を2度されていますが、その経験が生きている部分もありますか?

大いにあります。私が育休産休を取って感じたことは、「働き続ける上で、子どもを生み育てることが、足枷になることは沢山ある」ということです。出産する際は産休・育休で一定期間仕事から離れるためキャリアにブランクができます。復職後も、時短勤務にしないと保育園のお迎えに間に合わない、小学校入学後も時短勤務ができないと働き続けることができない、などの問題も出てきます。そういったママ達をフォローする体制づくりに自分の経験は大いに役立ちました。
私自身が一番苦しかったのは、1人目の子を出産後、復職した2011年です。
当時、時短勤務で復職しましたが、正社員である以上、勤務時間は短くなっても結果は求められます。でも、当時身近にロールモデルもおらず、どうしていいかわからないことが多かったです。苦しかった原因は、山ほどあります(笑)。限られた時間の中で仕事が終わらない…外部要因で締め切りが決まっている急な仕事が舞い込んでくる…他の人も多くの業務を抱えていてお願いしづらい…子どもの体調不良で仕事を抜けなくてはならない…など。悩んで自己嫌悪になる日も少なくありませんでした。
人事企画部に異動後はその体験を徹底的に振り返り、「どのタイミングで?」「何がつらいと感じた?」「逆にこの時どういうサポートがあれば状況は改善されていた?」といった視点で、子どもを育てながら働く従業員の足枷となっている部分を軽減できるようアイデアを考え、体制を整えていきました。

↓福利厚生やサポート体制は「企業概要資料」P.33~34にも記載

■子育て世帯に限らず、会社全体の定着率も95%以上と高いですね。従業員の皆さんにとってコメ兵は「働きやすい環境」なのではと感じますが、その理由はどこにあるのでしょうか?

根本は、社長が従業員を家族のように大切にしていることが従業員にも伝わっているからだと思っています。
コメ兵創業者の石原大二は「従業員はみな家族」と考える家訓を残していて、コメ兵が企業として成長するために定めたこの意志は、創業者の孫である現4代目社長にも脈々と受け継がれています。その社長からの影響を色濃く受けて、一緒に育って来た経営層が今の会社を率いていることから、会社全体に「従業員を家族として大事にしよう」という雰囲気があり、働きやすいよう整備された制度と、働き方だけでなく暮らし方まで考えて個人を尊重する社風が合わさり、定着率の高さに繋がっているのではないかと思います。

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