読書感想文 「 「超」入門 失敗の本質 」
今週の課題図書は鈴木博毅さんの著書「「超」入門 失敗の本質」です!
本書を通して印象に残ったこと、これからのアクションプランをまとめました!
〜目次〜
印象に残った箇所3選
(1)ダブルループ学習の有効性
(2)追うべき指標を間違えるな
(3)鍛錬と根性で乗り越えようとするな
アクションプラン3つ
(1)自分の指標を見極める時間を作る
(2)ダブルループ学習の実践
(3)根性で頑張らない
印象に残った箇所3選
(1)ダブルループ学習の有効性
ダブルループ学習とは、問題構造が変化することを前提とすることです。
シングルループ学習は、問題構造が固定であることを前提とすることです。
ダブルループ学習は、
現状の把握→改善→実践→フィードバック→改善
このような形態で問題構造を素早く理解し、変化に適応しやすい仕組みを構成します。
シングルループ学習は一時の成果を盲信する形になり、長期的に見るとダブルループ学習に敵わないのは自明の理です。
(2)追うべき指標を間違えるな
「戦略とは追いかける指標のことである」と本書には記されています。
例えば、性能や価格という指標が一時的には市場で優位性があっても、利便性という市場のが求める新たな指標を見出せれば、性能や価格面で劣っていても、市場のニーズを性能や価格以上に満たすことができるため、優位に立つことができます。
つまり、小手先の戦術でいくら頑張ったとしても、「どのような戦略で挑むか」ということ以上に重要なことはないんですね。
(3)鍛錬と根性で乗り越えようとするな
鍛錬と根性と聞くと一見良さそうに聞こえますが、実はそうではありません。
この鍛錬と根性が有効なのはあくまで「戦術レベル」での話です。
本書では、この例えを戦時の日本軍とアメリカ軍の航空パイロットに例えて説明しています。
日本のパイロットは非常に優秀で、徹底的に訓練を積ませ、技術力を最高レベルまで引き上げました。
実際にこの技術力のおかげで、最初は大勝利を納めました。
しかし、ここでアメリカは「人の技術力で勝てないならミサイルの性能を上げる」という戦略を実践しました。
このアメリカ軍の戦略によって、後の日本軍はアメリカ軍に呆気なく敗れました。
アクションプラン3つ
(1)自分の指標を見極める時間を作る
「どのような戦略を持つか」という視点は、本書を通して非常に重要で、もっとも時間をかけるべき箇所であることを学びました。
追いかける指標を決める=手段の目的化を避けることとも捉えられます。
自分が将来なりたい姿、送りたい人生をよく見つめ、そこから逆算的に自分の戦略を練ります。
月に1回は将来の目指す自分と、今の自分のギャップを理解し、やるべきことを見極める時間を作ります。
(2)ダブルループ学習の実践
世界的にも、ダブルループ学習が認知されているようです。
仮説検証→フィードバックを解析→改善→フィードバック
これによって、自分の取り組みがより洗練されていくはずです。
メモ書きを通して、自分の考え、仮説を書き出すことで洗練されたアイデアを出せるように取り組みます。
(3)根性で頑張らない
大前提ですが、頑張ること自体は重要です。
ただ、盲目的にただ頑張ることには意味がない、ということです。
いい意味で頑張らずに解決できる策を考えて、最小限の努力で最大の効果を発揮できるような戦略を練ります。
「これはそもそも必要なことなのか?」、「なぜこれをするのだろうか?」
このように、視座を高くすることで、問題の本質を正しく認識できるようになると思います。
ただし、遠回りをすることで学べることもあるので、一定の仮説を立てた段階で、行動に移していきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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