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子育ての現状を知ろう

今回は、「子育ての現状」をテーマにお話します。時代とともに変化する子どもを取り巻く環境について、理解を深めていきましょう!

子育て環境の変化

子育て環境が変化している原因として、核家族化が進み、地域の繋がりが薄くなっている事・共働き家庭が増えている事などが挙げられます。この代表的な2つの原因が、どのように子育て環境を変化させているのか説明していきます!

核家族化・地域の繋がりの希薄化

核家族化の中で育ち、年下のきょうだいや近所の子どもが育つ姿を見る機会がなかった人が、親になった時に直面する悩み。それは、子育ての事がまるで分からない!という不安です。初めて親になるのだから、分からない事があるのは当然です。しかし、小さい頃からきょうだいの面倒を見ていた人や、地域の年下の子と関わっていた人と比べると、子育てのハードルは高く、その不安感はとても大きいと言えます。大きな不安を抱えながらも、身近に頼れる相談相手がおらず、悩みを抱え込んでしまう親が増えているのです。

共働き家庭の増加

近年は共働き家庭が増えている中で、特に問題視されているのが非正規雇用労働者の年収です。

平成28年度国税庁の正規労働者の平均年収は約487万であるのに対し、非正規雇用労働者の平均年収は約172万です。
引用:秋田喜代美・馬場耕一郎監修、阿部和子編集「保育士等キャリアアップ研修テキスト乳児保育」(中央法規、2018年)

正規労働者と比べるとかなりの差がありますね…!この現状は子育ての困難に直結します。経済状況が悪化すると、生活面・精神面ともにゆとりがもてなくなり、子育てに適した環境を保つ事が難しくなってしまうのです

保育士ができる事

頼れる・安心できる存在になる

保育士には、保護者の気持ちに寄り添って一緒に子育てをしていく役割があります。信頼関係を築く事で、保護者は保育士に悩みを相談したり、アドバイスを求めたりするでしょう。専門的な視点からの助言はもちろんですが、一番大切なのは傾聴・共感する事!子どもの育ちを守るためにも、保護者に信頼される保育士になりたいですね。

最後に

今回は「子育ての現状」についてお話しました。少しシリアスな内容になってしまいましたが、皆さんにぜひ知っていただきたいと思い、執筆いたしました!皆さんの職場にも、さまざまな問題を抱えた保護者がいるかと思います。この記事が、より良い支援策を考えるきっかけになってくれたら嬉しいです!では、また次回も一緒に勉強しましょう👋

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