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動画制作における大切なポイント


1. はじめに

先日、採用動画制作プロジェクトを無事に終えることができました🐱
このプロジェクトは私にとって、初めての動画制作の仕事であり、最初はどのような手順で進めれば良いのか、何から始めるべきなのか、全くわからない状態でした。普段はWebサイト制作に関わっているので、動画制作という新しい分野に対する不安や、初めての経験に対する戸惑いもありましたが、プロジェクトチームや編集パートナーとの協力のもと、最後には満足のいく動画を納品することができました!

今回の記事では、この動画制作における具体的な手順や、制作過程で気づいた大切なポイントを紹介していきます。
また、編集を担当してくださったパートナーとのコミュニケーションや、良好な関係を築くための工夫についても紹介します。
これから動画制作に携わる方や、プロジェクト管理に興味のある方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです!

2. 動画制作の流れ

企画立案と準備

動画制作は、何よりもまずしっかりとした企画立案とその企画を実現するための準備が重要です。
最初の段階で、ターゲットとなる視聴者層や、動画を通じて伝えたいメッセージを明確にすることが必要です。
このプロジェクトでは、まずクライアントとの打ち合わせを通じて、採用動画としてどのような要素を盛り込み、動画を見た人にどのような雰囲気を持たせるべきかを検討しました。
ここで重要だったのは、クライアントの意図をしっかりと汲み取り、その上で決められた予算から実現可能な企画を提案することです。

さらに、動画制作においては準備段階でのスケジュール管理が非常に重要です。
具体的には、企画書の作成期間、撮影場所の選定と出演者の手配、機材の準備、音楽の手配など、多くのタスクにそれぞれスケジュールを順序立てて進める必要があります。この段階で、全体のスケジュールを詳細に組み立て、各担当者と共有することで、後々の工程がスムーズに進行します。

ポイントとしては、事前の段取りをしっかりと行い、想定外の事態にも対応できるような余裕を持たせたスケジュールを組むことが大切です。
出演者のスケジュール変更や編集修正など、どんなトラブルにも柔軟に対応できるようなしっかりとした準備をしておきましょう。

撮影の進行と調整

企画と準備が整ったら、素材集めに入ります。今回の動画制作では実際に働いている社員の方々のシーンを入れたかったので、まずはじめに撮影の進行を始めました。
撮影現場では、スケジュール通りに進めることが求められますが、時には臨機応変な対応が必要になることもあります。今回は屋内での撮影だったため関係ありませんが、例えば、天候の変化や予期せぬ機材トラブルなど、様々な要因で撮影計画にズレが生じることがあります。そのため、撮影日当日は常に全体の進行を把握し、必要に応じて撮影スケジュールを調整することが求められます。

また、撮影現場では、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションが欠かせません。カメラの調節や照明など、多くの関係者が協力して作業を進めるため、どのようなシーンにしたいのかの指示を明確に伝えることが重要です。例えば、カメラアングルやシーンの演出に関しては、事前に話し合った内容を確認しつつ、実際の現場で調整を行うことが必要です。

編集プロセス

撮影が終了したら、次は編集に移ります。
編集は、動画の仕上がりを左右する非常に重要な工程です。撮影された素材を見直し、不要な部分をカットしたり、映像の流れを整理したりすることで、視覚的に分かりやすく、魅力的な動画に仕上げていきます。

編集プロセスでは、クライアントの要望をしっかりと反映することが求められます。そのため、編集者とのコミュニケーションが非常に重要です。
例えば、クライアントから「この部分をもっと強調してほしい」「このシーンは短くしてほしい」といったフィードバックがあれば、それを具体的に編集者に伝えることで、効率的な修正が可能になります。

ポイントとしては、編集者に対しては、より具体的な指示を出すことが大切です。また、修正が必要な場合も、どの部分をどのように変更したいのかを明確に伝えることで、スムーズな編集が可能になります。

3. パートナーとのコミュニケーション

初期打ち合わせと目標の共有

動画制作プロジェクトを成功させるためには、初期の段階でのパートナー(編集者)との目標共有が不可欠です。
最初にしっかりとコミュニケーションを取り、お互いの期待値をすり合わせることが大切です。これは前々回お話ししたキックオフミーティングにも繋がるポイントですね(記事はこちら
今回の動画制作プロジェクトでも、初期段階での打ち合わせを重視し、どのような動画を作りたいのか、どの部分に力を入れるべきかを詳細に話し合いました。

特に、今回は採用動画ですので、企業のブランドイメージを損なわないよう、パートナーにもその意図を理解してもらうことを心がけました。

効果的なフィードバック方法

フィードバックは、プロジェクト全体の進行において重要な役割を果たします。編集者に対してフィードバックを行う際には、具体的でわかりやすい指示を出すことが求められます。例えば、「ここのシーンをもう少し明るくしてほしい」「この部分のテキストをもう少し強調したい」といった具体的な要望を伝えることで、編集者がスムーズに対応できます。

また、フィードバックは単に修正点を指摘するだけでなく、良い点を評価することも重要です。編集者がどの部分で特に優れた編集を行ったのかを伝えることで、ポジティブな関係を築くことができ、次回の作業でもモチベーションを高めることができます。
例えば、以下のようなカットリストともにフィードバックをまとめた資料を編集者に共有すると修正箇所が明確で伝わりやすいです。

連携を深めるためのポイント

パートナーとの連携を深めるためには、日常的なコミュニケーションが欠かせません。
このプロジェクトでは、編集者との連絡を密に取り合い、進捗状況を逐一確認しながら進めました。具体的には、編集の各段階で確認用の動画を共有してもらい、その都度フィードバックを返すことで、方向性のブレを防ぎました。また、コミュニケーションを円滑に進めるために、メールやチャットでのやり取りだけでなく、定期的にオンラインミーティングを設定し、リアルタイムでの意見交換を行うよう心がけました。

連携を深めるためには、単に進捗を確認するだけでなく、パートナーの意見や提案にも耳を傾けることが重要です。編集者は、現場での経験や技術的な知見を持っているため、時には私のようなディレクターでは想像のつかないアイデアを提供してくれることがあります。そのような意見を尊重し、プロジェクトに活かすことで、より高品質な動画が生まれる可能性が高まります!

4. 学びと振り返り

初めての挑戦から得たこと

今回の動画制作プロジェクトを通じて、私は多くの学びを得ることができました。特に、動画制作においては計画性と柔軟性が求められることを強く実感しました。計画をしっかりと立てることで、全体の流れを把握しつつ、予期せぬ事態にも対応できるようになりました。

また、パートナーとのコミュニケーションの重要性についても再認識しました。プロジェクトを成功させるためには、各メンバーが同じ目標を共有し、協力して進めることが必要不可欠です。初期段階からの密な連携が、最終的な動画の完成度に大きく影響することを学びました。

5. おわりに

今回の経験をもとに、今後のプロジェクトにもこの学びを取り入れていきたいと考えています。まず、スケジュール管理の重要性を改めて感じたため、特に、複数のタスクが同時進行する場合には、それぞれの優先順位を明確にし、どの段階で何を優先すべきかを意識して進めることが重要であることを学びました。
また、フィードバックの際には、より具体的かつ建設的な指示を出すことを心がけたいと思います。曖昧な表現ではなく、明確な改善点を提示することで、編集者がスムーズに作業を進められるようサポートすることが重要です。さらに、コミュニケーションツールや手法の工夫を通じて、パートナーとの連携を強化し、プロジェクト全体の効率を向上させていきたいです!

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