図2-1

インフルエンサー・タレントが生き残るための考察③

SNSから火がつき、普通の人が一夜にして(一夜じゃ無理だけど表現として)インフルエンサー・タレントになってしまえる今の時代。

だけどその分、次から次へとスターが生まれタレントの消費も激しい世界になってきてる。

そんなインフルエンサー・タレントが生き残るための考察として、では“芸”を身につけさせて“芸”能人として成立させる。ではSNSというグローバルなサービスの特性をいかして海外展開をしていくやり方。そして今日は③を考えていきたい。

③の考え方は、インフルエンサー・タレントだけではなくテレビ・タレントにもいえることだけど、今のマネタイズの考え方として企業から広告費としてタレントがお金をもらうやり方。ここから先は、自分を応援してくれる人から直接タレントにお金が届くシステムが必要になってくると思う。

このやり方って、実は音楽アーティストでは昔からあるシステムである“ファンクラブ”として根付いている。だいたい月額300円~500円くらいで、ファンクラブに入っている人には会報が配られたり、何より人気なのがライブのチケットが先行販売してもらえるところ。

このファンクラブに似たシステムをインフルエンサー・タレントも今後導入していくことが増えると思う。ライブをやらない代わりに、交流会やファンクラブ内での本人とのチャット機能、もっと発展させるとしたら、ファン同士の繋がりの場として機能するようなサービスが必要だと思う。

日本でもいくつかそういったサービスが生まれてきてる。

THECOOが運営する会員制ファンコミュニティアプリ「fanicon」であったり、BitStarが仕掛けるクリエイターとファンの好きを育むファンコミュニティ「costar」であったり。ただチケットの先行販売だったりといった機能はまだ付いておらず、今はまだオンライン上の密なコミュニケーションサービスが主立っている。個人的にはオフラインのコミュニケーションにこそファンの人はお金を払うと思ってるんだけど、投げ銭が中国でこれだけ流行ってる状況を考えるとどうなのかなぁと思う。

あと、最近インフルエンサー・タレントではないんだけど、キングコングの西野さんがやってる西野亮廣エンタメ研究所や、編集者の箕輪さんがやってる箕輪研究室のような、会員自身のビジネススキルやビジネスチャンスをアップさせるオンラインサロンが台頭してきるんだけど、こういうファンとタレントの関係だけじゃないものも、今後インフルエンサー・タレントは取り入れていかなきゃと思ってます。

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