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増え続けるインフルエンサー・ブランドについての考察。

沖縄でまったりとした時間を過ごしながら記事を書いています(一応仕事です)。

今日書きたいのは、最近増え続けるインフルエンサー発のアパレルブランドについて。

ファッション×WEBに強い深地さんがインフルエンサー、タレントがプロデュースしているアパレル一覧をまとめてくれてるんだけど、最近ほんとに増えてきてると思う。

弊社レキシントンのインフルエンサー・タレント、こんどうようぢがプロデュースするブランド「DING」もそのひとつ。深地さんの一覧には乗ってないけど、WEGOが母体となっている渡辺直美さんがプロデュースするブランド「PUNYUS」はここ数年だともっとも成功しているタレントプロデュースブランドのひとつだと思う。

企業から見て、インフルエンサーやタレントがブランドをプロデュースするメリットとして、そもそもそのタレントが抱えているファンが買ってくれるという新規ブランドの中ではある程度、売上げが担保されている点。PRにおいてもタレントのSNSやそのタレントの友達がSNSで広めてくれる。また実際に商業施設にお店を出すときも、新規ブランドだとまったく相手にされないが、名の通ったタレントがプロデュースしていればタレント名で施設が食いついてくれる。

プロデュースブランドが増え続けている理由として、大雑把にいうとこういった点があげられると思う。

すごい納得の理由だ。

だけど、それだけだとブランドにする必要はなく、グッズで事足りるんじゃないかなと思ってしまう。っていうか、それはブランドじゃなくファングッズの一個としてアパレルがある状態だと思う。

僕が個人的に思う、グッズからブランドへと成長する瞬間は、プロデュースしているタレントやインフルエンサーのことを知らない人が、商品を購入し出したときだと思う。プロデュースしているタレントではなくブランド名で商品を購入しだしたとき。それがブレイクスルーする瞬間。

矛盾することかもしれないけど、プロデュースブランドからプロデュース色が消えていった瞬間がブランドが一人立ちしていく瞬間なのかなと思う。

そうなってしまったら、プロデューサーがいる意味がないじゃないか、という声も聞こえてきそうなんだけど、ほんと悩ましいことだなと。増え続けるインフルエンサーやタレントプロデュースブランドは、グッズの域を超えないほうがよいのか、ブランドとして一人立ちしたほうがよいのか、どうなんだろう?

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