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メディア露出に対する考察(PR or 消費)

こんなニュースを見つけた。

AbemaTVの「給与明細」という番組でメンズ地下アイドルの取材をしてて、過激な実態が暴かれていくという内容なんだけど、そもそもなんでこのメンズ地下アイドルは番組取材をOKしたんだろうって思う。

じつはこういう取材依頼って昔からたびたび僕のところにも来てて、

「読モの闇を語る番組があるのですが、そちらに現役読モを出演させたいんでお願いできないでしょうか?」

「いや、結構です」

「この番組、テレビで放送されますし、〇〇〇〇(←有名芸能人)がMCなのですごくプロモーションになると思うんですよ」

プロモーションになるかぁい!

って突っ込みを入れたくなることがほとんど。

メディアに出ることって、必ずしもプロモーションになるわけじゃなくて、ぶっちゃけほとんどが消費されているだけだと最近考えてます。

上記の「給与明細」に出た地下アイドルもAbemaTVに出れる!、多少見え方はよくないかもだけど自分を特集してくれる!、そんな気持ちで受けたんだと思うけど、これは完全にメディアに消費されていく典型的なサンプル。

あと、これは僕の経験談なので例外はあるかもですが、こういう番組出演するときの出演料ってほんとにアルバイト程度しか出ません。

最近、他にもまあまあ身近なところで、某番組に出た過去のものが掘り起こされて炎上してたりするのも見てて、インフルエンサー達が何が消費で何がプロモーションになるかっていうのを、もう一回考え直さないとなと思っています。

YouTuberや歌い手の人達は、僕が話してる感じだとそこにすごく意識的で、メディアに滅多に出ないことで消費されることをできるだけ食い止めているイメージ。

テレビって拡声器で自分が目指している自分像がはっきりあって、その自分で出演させてくれるならすごくPR効果があるんだけど、誰かに用意された自分像で出演した場合はすごいスピードで自分自身が世間から消費されていきます。

なので、自分がどうなりたいかをハッキリと意識して、その自分で出演できないものは断るのが最善なのではと思う。SNSで理想の自分像を発信しているほうが地道だけど、確実にPRになると僕は思います。

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