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人生の価値観が変わる時

 私は、社会人になったばかりの頃は、社会に貢献したい、早く一人前になって周囲に認めてもらいたいと強く思ってました。立身出世の価値観も周りの同期に負けずに勝ち上がりたいという気持ちが強い方でした。

しかし、33歳で転機が訪れました。

頑張りすぎて仕事も家族も子育ても生きることも全てに疲れてしまい、眠ることができなくて食べることもできない。

頭で考えることができなくなり仕事へ行けなくなり、嫁さんとも喧嘩ばかりの毎日。

人は食べて寝ることができれば何とかなるのですが、無理でした。

結局、うつ状態になり仕事を4カ月休みました。

人生で最もきつかった4か月でした。

その時人生の価値観が少し変わりました。周りの人に優しくなりました。



七年前、私が40歳の時に父の死に立ち会うことができました。

父は、真面目を絵に描いたようなサラリーマンで酒、タバコ、ギャンブルはせず物静かですが威厳があり尊敬できる人でした。困ったことをやらかしたときはいつも黙って盾となり私を守ってくれました。

人間が息を引き取る瞬間を見ると人生観や死生観が変わると思います。

当たり前のことですが、人はみんないつか死ぬんです。

偉い人もお金持ちもみんないつかは死にます。

せっかく与えられた人生で自分自身に対してこれでいいのかな、と考えました。

いつか必ず訪れる死までに残された時間は有限なものなので何もしないとそのまま終わってしまう。

その時人生の価値観が少し変わりました。人生一回しかないので何かチャレンジしたいと考えるようになりました。

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