見出し画像

夏は短し歩けよ乙女 旧神谷伝兵衛別荘のほうへ

「電気ブラン」で有名な神谷バーを浅草に作り、明治時代の日本にワインを広め「ワイン王」と呼ばれた男、神谷伝兵衛。その別荘がかつての海辺の保養地稲毛に残っている。京成稲毛駅から徒歩10分。涼しく快適に移動するなら車がおすすめ。

灼けつくような千葉街道を脇に入ると松や蘇鉄に囲まれた白いコロニアル様式の洋館が現れる。

画像1

吹き抜けには葡萄の意匠のシャンデリア。

画像2

玄関は洋風であるが2階はシックなしつらえ。

和室

欄間に瑞々しい葡萄。

ぶどう

ここからさらに10分ほど歩くと浅間神社がある。前髪ぱっつん狛犬が警備にあたっている。ノーマスクは熱中症防止のためか。

稲毛

ひと汗流して月が昇りはじめたら、電気ブランや香竄葡萄酒(こうざんぶどうしゅ)を傾けながら時代の移り変わりに思いを馳せるとしよう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?