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プチプラで楽しむ文化財 開運 成田山新勝寺

千葉といえば舞浜。楽しいけど入場料は痛い。一人分でUSJ 7900円、ネズミの国 7400円、ハウステンボス 7000円。

そんな時は成田で降りて成田山へ。お賽銭ならお財布と相談し、ちょっと奮発しても500円。

侮るなかれ江戸時代はお寺や神社へみな行楽へ。絶叫マシンはないけど、恐ろしい地獄絵図や鬼退治の絵巻、護摩壇、雅楽に念仏踊り。お参りあとは色街で生き仏と極楽も。

成田山新勝寺は、成田駅から徒歩10分。1000年の歴史をもつ。表参道は石畳と蔵、お土産屋さんに鰻屋と江戸情緒。総門をくぐると沢山の狛犬。もはや猫カフェ。(*狛犬は獅子、ライオンなのでネコ科)

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歌う狛犬。細身のテノール。

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金の巻き毛に団子ヘア。盛れる角度を知り尽くしたドラァグクイーン。

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凛々しく強い眼差し。男装の麗人。

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獅子山の住人。小学生がところ構わず高速で弾くあの人気曲。人間様に踏んづけられたネコ族は高いところに上がるようになったのだ。

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境内は重要文化財がひしめく。仏教の説話を彫物にし装飾した華麗な三重塔。

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お経を納めた一切経堂の輪蔵。ぐるぐる回る!仏典大回転。月給取りの悲哀漂う鬼神が支えている。コップ酒供えたい。

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大本堂の本尊は不動明王。人差し指を軽く曲げ、挑発してくる。強面だけどむちぽちゃの限界ボディ。悩ましい肉付きだけど煩悩を払ってくれるらしい。

江戸時代のK-POPアイドル、歌舞伎役者の市川團十郎が寄贈したお堂と石像。市川の屋号「成田屋」の由来、ここにあり。

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散策路には高浜虚子の句碑。

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境内で爽やかな空気を放つ木。平家物語のふたつ目の文、沙羅双樹の花の色、こんな色だったんです。

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ヒマラヤ原産で夏椿とも呼ばれる。6月が花の頃。

広大な成田山公園。1時間ちょっとの安全な探検。

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帰りは表参道でたい焼きをゲットし、口福を味わったのでした。



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