『折れ線型自閉症』の事と息子の成長が後退した事
折れ線型自閉症の息子のママ、こまちです。
今日は『折れ線型自閉症』と診断された息子の事について綴りたいと思います。
(あくまでも専門家ではない、イチ素人ママの話です。)
『折れ線型自閉症』とは、自閉症スペクトラム障害の中のパターンの1つです。
通常の自閉症と違うのは、1歳半から2歳までは通常の子と変わらず成長するものの、突然成長が後退していきます。
言葉がなくなったり、
目線が合わなくなったり、
出来ていた事が出来なくなったり…
そんな、何とも信じがたい障がいです。
息子も現に、2歳前から…
「ママ」と言えなくなり、
「パパ」も「ねえね」も言えなくなりました。
目線もだんだん合わなくなり、いつも誰もいない斜め45度方向の天井を見上げるようになりました。
名前を呼んでも、返事もしなくなり…振り向きもしなくなりました。
食事の時に使っていたスプーンも持てなくなり、手づかみ食べが始まりました。
あんなに歌に合わせて、手を叩いたり身体を揺らして、リズムをとっていたのに、歌に興味すら抱かなくなりました。
靴下も脱げなくなり、靴の脱ぎ方もわからなくなっていました。
数えきれない出来ていた事が、だんだん出来なくなっていくのです。
成長と共に出来た!が増えてきた喜びの日々から、
一気に転落しました。
でも、その頃まだ未知だった私は…
「一度出来ていた事だから、今日は調子が悪いだけ…またすぐに出来るようになる!」
と、深く考えなかったのです…。
ちょうど自分の仕事が忙しく、残業が続いていた日々で…延長保育で保育園で独りぼっちになることもしばしばだった息子。
「最近忙しくて、なかなか一緒にいられなかったから寂しかったのかも。落ち着いて一緒にいる時間が増えれば、きっと元の息子に戻る!」
と、とてつもなく安易な考えを当時は思っていました。
その数週間後、保育園の担任の先生から言われるまでは…
未知な私は、本当に何も心配していなかったのです。
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