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当事者会に参加する3つのメリット

双極性障害と診断されてからもうすぐ3年になりますが、月に一度は双極性障害の当事者会に参加させてもらっています。

「当事者会って実際どうなの…?」
「当事者会ってなんかめっちゃ暗そうだし、ちょっと怖いかも…」
と参加するのを悩んでいる人も多いかと思います。

今回のnoteでは、当事者会に参加することのメリットをまとめてみたので、当事者会への参加を考えている人はぜひ、参考にしてみてください!

1、同じ病気の仲間ができる

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当事者会に参加することで、同じ病気の仲間ができます。
2019年1月に始めて双極性障害と診断されてから、色んな本を読んだり、ネットで調べたりしながら、病気についての理解を深めていました。

でも、その作業ってかなり孤独なんですよね。
どの本にも書いてあることが
”双極性障害は100人に1人の割合でなる可能性のある病気”
っていうこと。

「ホントかよ!?そんな人間、周りにどこにもいねぇぞ…」
当時の僕はそんな風に思ってましたね笑

双極性障害の当事者会に参加する人は、本人もしくは家族が双極性障害の人たちばかりです。実際にリアルで同じ病気で悩んでいる人たちに会えることが思っている以上に貴重な経験でした。

同じ病気で苦しんできた人たちの同じ空間にいるだけで、少しホッとした気分になれたりするんですよね〜。僕も初めて参加した時は、同じような躁エピソードを持っている人たちを見て、ものすごく嬉しかったのを覚えています。

Twitterで繋がっている状態とはまったく違う感覚があります。
リアルで同じ病気の人と繋がれる機会はあまり多くないので、同じ病気の仲間がほしいという人には、とてもオススメです。

病気についての細かい部分の悩みって、どれだけ理解してくれている人がいたとしても共感してもらえることが難しいんですよね。その点で、同じ病気の人たちに相談できる環境っていうのはかなり大きいかもしれません。

2、自分の病気についての理解が深まる

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当事者会に参加することで、病気についての理解を深められます。
自分よりもはるかに長い年月にわたって病気と付き合っている方々がいます。年齢もバラバラで、色んな人の経験談を聞けることは当事者会のいいところかなと思います。

また、病気になった当初は色々と病気についても自分で調べたりしているのですが、段々と情報収集も落ち着いてくるタイミングがやってきます。そういうタイミングであっても、新しい情報が手に入ったりすることがあるので、病気についての理解を深めるという側面もメリットがありますね。

自分と近い境遇の人を見つけて、個人的にお話を聞いてみるということもできるので行ってみる価値はあるかなと思います。

利用したことのない制度のことであったり、双極性障害に関するオススメの本であったり、色んなリアルタイムな情報が手に入れられるのも当事者会の良いところだと思います。

3、初心に戻ることができる

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個人的には一番メリットだと感じてるのが”初心に戻れる”という部分だったりします。
病気とうまく付き合えるようになっていけばいくほど、良くも悪くも自分が病気だということを忘れてしまうことがあります。

もちろん良い部分もあると思うのですが、あまり調子に乗ってしまうと気づかないうちに、エネルギーを使いすぎて軽躁モードになっていることもあります。

当事者会に双極性障害だと診断されたばかりの人が来たりすると、「自分が診断された時は、めちゃくちゃ行動制限してたなー」とか「あの頃よりは、少しずつ病気との付き合い方は上手くなってきたかもしれない」とか色々な発見があります。

自分の病気との向き合い方について再確認できる場所として、定期的に当事者会に参加させてもらってるのかもしれないですね〜。

まとめ

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当事者会と言っても、色んな場所で開催されていますので、まずは自分の住んでいるエリアに近いところに参加してみるのがいいと思います。

僕も行ける範囲で、色んな当事者会に参加させてもらいました。
主催している人のキャラクターによって雰囲気も全然ちがいますし、参加者の人数によってもガラリと印象が変わります。

同じ人がずっと話し続けてしまっていて、なかなかうまくいっていない当事者会も何個かありました(双極性障害という病気の特性上、なかなか運営するのも大変な部分はあると思うのですが…)

もちろん、合う合わないという部分はあると思いますし、すぐに自分に合った当事者会を見つけることはできないかもしれません。色々と回ってみて、自分が居心地が良いなと思えるような当事者会に継続して行ってみることをオススメします!

最後まで、お読みいただきありがとうございました!