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富士山神玉巡拝 その3:完結

ゆっくり気ままに神玉を集めていこうと始めた神玉巡拝ですが、いよいよゴールが見えてきました。この日は、雨の予報でしたが、気持ちが熱くなっているうちに巡りたいということで、参拝に出発しました。富士山は終始姿を見ることはできず、午後から雨が降ってきました。しかし、しっとりとした神社も良かったです。

山中諏訪神社(やまなかすわじんじゃ)

山中湖から富士吉田方面へ少し進み、国道沿いにある神社です。国道沿いとは思えない、森林に囲まれた閑静な神社でした。

御祭神
豊玉姫命(とよたまひめのみこと)
建御名方命(たけみなかたのこと)

朱色の鮮やかな神社です。子授け、安産の守護神として崇拝されている神社で、9月には、安産祭りが行われ、安産を願う妊婦や子宝祈願の女性も神輿を担ぐ珍しい祭りです。ご利益を授かろうと県内外から参拝者が訪れるそうです。

豊玉姫命 優しい気が流れています

境内の奥に山道があり、御神木と厄神社があります。

初代御神木「子宝の木」 
こちらの前で手を合わせていると、パラパラと葉が落ちてきました
厄神社

さらに奥に進み、国道138に架かる朱塗りの橋を渡ると山中浅間神社があります。千年以上の歴史をもつ山中集落の氏神様だそうです。

山中浅間神社
とても静かで落ち着く感じの神社でした。
左上に「しおり」

朱印のあて紙に無事かえるの印鑑や千代紙で折られたしおりなど、ちょっとしたおもてなし感が伝わります。

無事かえる


新屋山神社(あらややまじんじゃ)

新屋は地名で、山神社が神社の名前となるそうです。

御祭神
大山祇命(おおやまつみのみこと)木花開耶姫命の父神様
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

日本三大金運神社の一つといわれる、金運のご利益多めの神社です。本日は、本宮のみの参拝となります。富士山の2合目に奥宮があり、11月下旬から4月末まで林道が閉鎖されています。今回は、雨のため断念しましたが、ストーンサークルのイヤシロがあり、パワーが強そうな感じがします。

参道の入口

参道の入口からたくさんの鳥居が並んでいます。これだけ金運に恵まれ、奉納された人がいるかと思うとご利益がありそう。

拝殿右脇に小御岳社があります。木花咲耶姫と姉の磐長姫命が祀られています。

こちらの恵比寿様、何だかパワーがある感じがしました。後で調べると、お腹をなでるとご利益があるそうです。今回は、ケースに入っておりました。

大山祇命は、山の神でもあり、海の神でもあるそうです。ご利益は、金運上昇、商売繁盛、農林業、漁業繁栄とあります。経営の神様、船井総研の船井吉雄氏が、「お金に困りたくなければ、この神社に行け」とおっしゃったそうで、多くの経営者や著名人が参拝されているようです。

拝殿左脇には、稲荷神社があります。また、拝殿左奥には、2本の木が途中でつながったことから名付けられた、夫婦木社があります。

夫婦木社

決して広くない土地に、様々な神様が集まっています。境内のエリアは、何だか空気が違います。ホームページによると、溶岩流台地の上に神社が祀られているそうです。

金運強めということで、お守りのご利益も有名で、金運のカード、小判、金色の小さな袋のお守りが主に人気のようです。
こちらの神社の金運のカードと富士山神玉巡拝その1でも紹介した富士御室浅間神社の金運カードの2枚を持つことで最強になると聞き(諸説あり)、私は年明けに参拝し、すでに授かっております😊

金運上昇に全ての気持ちが持っていかれそうですが、大山祇命が御祭神ということを忘れてはならないと思います。
これまでに参拝を続け、富士山の自然の雄大さを体感し、その豊かさを感じることができました。戦後、ここまで日本が豊かになり、文化を築けたことは、こういった山の神の守り、先祖の日本人の信仰があったからだと思います。日本の山、海、農林の安泰を願わずにはいられません。

北口本宮富士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)

新屋山神社から車で5分くらいの場所にあります。大きな鳥居をくぐり、太い杉林と石灯篭が両脇にある参道を進んでいきます。

参道を進んでいくと、富士山大鳥居と神門があります。雨ということもあり写真はありませんが、大きな鳥居は、木造鳥居としては日本最大級の大きさだそうで、迫力がありました。

拝殿(国指定重要文化財)

御祭神
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
彦火瓊瓊杵尊(ひこほのににぎのみこと)木花開耶姫命を娶られた。
大山祇神(おおやまづみのかみ)山の神。木花開耶姫命の父神様。

拝殿の天井 歴史を感じ、その迫力に圧倒されます

歴史を感じる重々しい重厚感です。
1900年以上の歴史は古く、富士山の世界文化遺産構成資産の一つとなっています。歴史的な建築物です。

拝殿の左右には、樹齢1000年以上の立派な御神木があります。自然の気が通っており、森林浴をしている感じです。

太郎杉(県指定天然記念物)
夫婦ヒノキ(市指定天然記念物)

右奥に立派な諏訪拝殿がありました。

諏訪拝殿(国指定重要文化財)

ここは、富士山の麓となり、拝殿の右側に古来の富士山信仰の人々が登った由緒ある登山道があります。

拝殿の右側にたくさんの神社が集まっております。
現在でも麓から登ることができる唯一の登山道。
この先に鳥居があり、富士山吉田口登山道の入口となります。
富士山吉田口登山道の入口の鳥居 


そして、神社巡拝達成証明書をいただく。


神玉7つをどうやって証明するのか、ドキドキしながら巫女さんに報告。「おめでとうございます!」の笑顔で、あっさりと証明書を持ってきてくれました。

えっ!確認しないの?

自己申告で良いそうです😐!

ちょっとした達成感ありです。

夫婦そろって大吉!
complete🎉

富士山神玉巡拝を終えて、想像以上に富士山の歴史や自然の豊かさにふれることができ、改めて日本人であることにほこりが持てました。
富士山を神聖な山として信仰する日本人ならではの文化。こうした聖地を訪れいろいろ感じることは、内神様と繋がり、自分の内側にあるエネルギーを高めることになったと思います。
神様に手を合わせて御辞儀をする。山や自然に感謝できる心を大切にしていきたいと思います。

富士山神玉巡拝中に気がついた、ホッコリしたもの

ご当地信号機
ご当地ナンバー(国土省HPより)


ご当地マンホール

道の駅富士吉田にレストラン併設のビール醸造所があります

富士山麓から湧き出る天然水で仕込んだ地ビール
水の美味しさが理解できる味です

お土産

溶岩のパワーストーン



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