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【デジタルマーケティング】基礎指標①

今回はプログラミングではなく、
WEB広告やマーケティング関連の知識になります。(こっちが本業です)

単純にコードを書けるだけじゃなく、マーケの知見もあると視野も広がり、
エンジニアとしての市場価値も上がります。

ただ、デジタルマーケティングの分野では聞き慣れない用語のオンパレードで、理解が難しい分野でもあるため、何回かに分けて基本的な用語の解説をしていきたいと思います。


広告基礎指標

■インプレッション
広告が表示されること

■コンバージョン
設定された成果地点に到達すること。成果地点は企業や事業ごとに異なる
(例:商品購入、会員登録、資料請求)

■マイクロコンバージョン
コンバージョンまでのプロセスにおいて重要なポイントとして設定される到達点。暫定的な成果地点として補足的に利用されることもある。

■CTR (Click Through Rate):クリック率
インプレッション数のうち、広告がクリックされた回数の割合
どれだけ効率よくクリックされているかを把握するための指標
→CTRが0に近いほど、広告が表示されていてもクリックされていない

CTR(%) = クリック数 ÷ インプレッション数 × 100


■CVR (Conversion Rate):コンバージョン率
クリック数のうち、何割がコンバージョンに至ったかの割合(成果獲得率)

CVR(%) = コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100


【応用】
広告表示回数(インプレッション数)が成果(コンバージョン)に与える影響を調べたい時

コンバージョン数 ÷ インプレッション数 = 広告表示1回あたりのCV

・コンバージョン数:CVs
・インプレッション数:IMP
・クリック数:CTs
と置き換えると上記の式は、CVs / IMP と表せます

また、CTR = CTs / IMP 、CVR = CVs / CTs と表すことができ、これらを掛け合わせることで、CVs / IMP の値を求められます

CTR × CVR = (CTs / IMP) × (CVs / CTs) = CVs / IMP

※CTR × CVR × 1000で、広告表示1000回あたりに期待されるCV数を表す
同じ回数だけ広告が表示された際のCV数の比較が可能になります


広告コスト指標

■CPM (Cost Per Mille)
広告表示(インプレッション)1000回あたりのコスト
インプレッション単価の高低を把握するための指標

CPC(金額) = コスト ÷ クリック数


■CPC (Cost Per Click):平均クリック単価
広告クリック1回あたりのコスト
クリック単価の高低を把握するための指標

CPC(金額) = コスト ÷ クリック数


■CPA (Cost Per Action / Cost Per Acquisition):顧客獲得単価
1件のコンバージョン(商品購入や顧客の獲得など)あたりにかかったコスト
コンバージョン単価の高低を把握するための指標

CPA(金額) = コスト ÷ コンバージョン数

CPAの値が低いほど、効率的に広告運用ができていることになる

※CPAの変動要素には、インプレッション数もクリック数も含まれない
→インプレッション数とクリック数の影響を受けない


【応用】
平均クリック単価とコンバージョン率でCPA(顧客獲得単価)が分かる
・コスト:Cost
・クリック数:CTs
・コンバージョン数:CVs
と置き換えると、CPC = Cost / CTs, CVR = CVs / CTs, CPA = Cost / CVsと表すことができます

CPC = Cost / CTsは、Cost = CPC × CTs
CVR = CVs / CTsは、CVs = CVR × CTs なので

CPA = Cost / CVs = (CPC × CTs) / (CVR × CTs) = CPC / CVR


今日はここまで

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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