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写真で楽しむ町歩き 正面から撮るか?それとも斜めから撮るか?問題

本の企画で撮り始めた名古屋市内の街並み(主に個人商店)。
依頼を受けたページ数を思いっきり突き抜けるほど撮ったので、本に収まりきらない写真をアップしています。

撮った写真は数え切れないほどになってしまったが、ほとんど正面から目一杯広角でというのが8割ほど。
その他は、正面から画的にスッキリさせる為に少しズームした写真、横を向いている看板を撮る為に、看板に対して正面に回った為に建物に対して横から撮った写真、それ以外が、クローズアップや斜め写真になる。

僕は、この企画に関しては冒頭で書いた通り、ほぼ正面からのアングルに落ち着いた。
建物に対して斜めからの写真は、緊張感が一気になくなってしまうと感じたからだ。

斜めから撮ったものと正面から撮ったものを比較してみる


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今では珍しくなった名古屋市北区の模型屋さん。
このお店は、横に長く、道幅も狭い。
正面に回ってはお店の横幅いっぱいを画面に収めることができなかった。
だから斜めからも撮ってみた。
まだ窮屈な感じたしたので、さらに引いて画面に余裕を持たせたのが下のカット。

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夕暮れ時の光線にも目がいってしまったのか・・・
写真の良し悪しは別として、記録的な意味合いでは、通りの環境など情報量も増えている。
今、見ていて、これならもう少し引いて建物の側面まで入れ込む方が良かったかも。

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こちらが目一杯広角レンズで、背中をフェンスに押し付けて撮ったカット。
もっと短いレンズを使っても良いのかもしれないけれど24mmで。

なんとかテントの文字全てを入れ込むことができた。
情報量が減ってしまったけれど、個人商店の記録として情報量は、十分なレベルの様な気がする。

斜めと正面を比べてみた結果

好みの問題もあるけれど、僕が提出するなら間違いなく正面だ。
僕の場合、斜めから撮ると、一枚の写真の中に道や家並みといった被写体と、個人商店と二つの被写体が混在してしまうようだ。
だから、緊張感がなくなってしまうと感じるのかもしれない。

僕が正面から撮るのは、建物、個人商店を記録したいからだ。
だからその眼で斜めから撮ると、一気に緊張感がなくなってしまうと感じられるのだ。

斜めから撮る場合は、通りの様子、町の様子という目的になりそうだ。
そういった眼で撮っていればもっと画面が締まるかもしれない。

撮る前から目的をしっかりしておかないといけないということかもしれない。

皆さんはどう撮るだろう?
試していただきたい。

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