要塞島の音声ガイドの巻~北欧旅行⑦
最後の訪問地、ヘルシンキ。
シリアラインで上陸後、すぐにバスでガイドツアーへ。
テンペリアウキオ教会、ヘルシンキ大聖堂、ウスペンスキー寺院、マーケット広場など。
昼食後、ホテルにチェックイン。
帰国まで約24時間は自由行動。
さあ、どこ行こうか?
1日(24時間)乗車券
色々行きたい私達は、ヘルシンキ交通局の一日乗車券(デイチケット)を使うことに。
このデイチケットは、トラム、バス、地下鉄、船、すべてOK。
最初の乗り物でカードを通した時間から24時間使いたい放題のチケット。
ガイドさんが「このホテルのフロントでデイチケット購入できますよ。」と。
なるほど。
最寄りのトラムの停留所に発券機がないなら、ホテルで買うのが良いかも。
1€くらい高いけど発券機を探す手間はいらない。
よし、これで動き回るぞ~!
憧れの図書館
さて、トラムに乗り、街探索へ。
・エスプラナーディ公園
・イッタラ
・マリメッコ本店
・アカデミア書店
・ヘルシンキ中央駅
・オーディ ヘルシンキ中央図書館
・カンピショッピングセンター
・フィンランド国立図書館
なかでも国立図書館は以前から絶対行きたかったところ。
時間や道を間違えて閉館ギリギリに入館してしまい、もう少しゆっくりしたかったのが悔やまれるけど。
ここは空気がピンとしている。
いい意味で緊張感のある、背筋の伸びる図書館だった。
やっぱり、図書館が好きだなぁ~。
マリメッコ本社はやめました
この旅行では、絶対マリメッコ本社に行きたい!と思っていた。
渡航前は目的の一つであったし、最終日は本社に行ってオシャレなランチが食べたいと思っていた。
しかし、北欧4ヶ国を巡ってきて様々な北欧を知り、最後にヘルシンキに着いた時には私のマリメッコ熱はなんとなく冷めてしまっていた。
マリメッコに飽きたのではない。
マリメッコは北欧の人のものだ、、、と思ってしまったのだ。
ヘルシンキの街のあちこちで、マリメッコを着ている女性を本当に多く見かける。
あの鮮やかなプリントをとても可愛くキュートに、自信を持って(笑)着こなしている。
太っていてもスマートでも、子どももおばあちゃんも、みんなとても似合っている。
私ではどう足掻いても着こなせない。
もちろんナプキンやトートバッグは買ったんだけど(笑)
それらは本社に行かなくても買えるし、なんなら日本でも買えるかな。
なので、ヘルシンキ最後の日はスオメンリンナ島に行くことにした。
スオメンリンナ島(ユネスコ世界遺産)
スオメンリンナとは、「スオミ(フィンランド)のリンナ(城)」という意味。
歴史を知ったあとではその名前の意味も深い。
歴史に翻弄された島である。
ホテルを朝8時半に出発、トラムでマーケット広場へ。
そこからフェリーで15分。(船もデイチケットでOK!)
朝の静かな空気のなか、島をゆっくりお散歩。
複雑な歴史を持つ島だけど、今やヘルシンキ市民の人気行楽地らしい。
島は緑豊かなんだけど、道の真ん中は石畳み。
それがかえって、かつては大砲や武器を運んだのかなあ、と思わせる。
内戦では捕虜収容所にもなっていたという。「広島県の似島みたい、、、。」なんとなく、重なるものを感じながら歩いた。
博物館に行ってみた。
この北欧旅行では、日本語のパンフレットなどはなかなかお目にかかれない。
日本語は需要無いのかなあ。
日本語解説を期待しないで、(英語も全く自信ないけど)博物館に入ってみた。
「日本語ガイドありますか?」
一応訊いてみたら、なんと、日本語音声ガイドありました!
さすが、世界遺産。
(ノーベル博物館にはなかった、、、)
私が広島県人だから特に思うのだろうか。
広島に来たら是非とも平和資料館はいってほしい。
外国の方には特に音声ガイドで学んでほしい。
だから、ここに音声ガイドがあってよかった。
島の歴史を詳しく知ることができた。
絶品スープ!
島から帰ってヘルシンキ最後のお食事は、すぐ近くのオールド・マーケットホール。
どこのお店も美味しそう!
2周くらいグルグル回ってサーモンの海鮮スープのお店に決定。
またまたガイドさんの話だが。
ヘルシンキは目の前が海なのに、60種類くらいの魚しかいないらしい。
(日本は3000らしい)
イカ・タコ・貝は海水の塩分濃度が低くていないらしい。
よく獲れるのはニシン。大きめニシンと小ぶりなニシン。
なので、スープと一緒にニシンも食べてみた。
私は美味しかったけど、オットはあんまり、、、というので、ニシンはほぼ私!笑
スープはガイドブック通り、絶品だった。
この旅で一番美味しかったかも。
店員のお姉さんと少し意思疎通できたのも良かった。
これにて、10日間の北欧旅行は終わり。
大満足の宝物の旅でした。
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