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海外旅行、今昔・・・。そして2024年! 

昨日、次女夫婦が一週間の新婚旅行に出発しました。
海外のリゾート地でゆっくりホカンスするのだとか。

「いいねえ」と言ってはみた私だけど、、、
なんだろう?、なにかモヤっとする、、、


新婚旅行に海外!


私が結婚した31年前は、海外新婚旅行はまだまだ一般的ではなく。
それでも旅行好きの私たち夫婦は一生に一度の贅沢(ちょっとおおげさ?)ということで、新婚旅行はドイツ、スイス、フランスに行きました。
一生に一度の高額な旅行代金なのだから、見たいもの食べたいものをすべて詰め込んだ大遠征、スケジュールパンパンの行程。
それが海外旅行、、、。

それなのに!
令和の新婚夫婦は一週間だらだらと観光もせずに海に浸かっているだけなんて、、、。
もちろん、海外バカンス未経験の私にその価値も素晴らしさも判るわけもないし、ホカンス(ホテル+バカンス)なんて言葉も初耳で。
「若い時しか行けんから」という次女の意見もごもっともなのだけど。

海外旅行に求める価値の違い、これがモヤっとの正体でした。

私の海外旅行遍歴


【第1次】1989~1993年
デビューは大学3年生の時、35年前。
行先は、中国の北京、西安、上海でした。
なぜ中国だったのか?
答えは、当時の中国が行きにくい国だったから。
その頃の海外旅行はツアーが主流で、マイナーな場所は人数が集まらないと催行されませんでした。
友人8人で参加すれば中国ツアーも催行される、今行かなきゃ一生行けない!
一大イベントの海外旅行でした。
ちなみに、帰国一か月後に天安門事件が起こり、もう中国は行けないんだ、、、と本気で思いました(笑)

2回目は前出の新婚旅行。
翻訳アプリなんてない時代。
拙い英語で話しても、ドイツ語フランス語で返される会話、、、
今のようなしたい事をする海外旅行とは程遠い、ガイドさん頼みの旅行でした。

この二度の海外旅行には、今はないトラベラーズチェックが必須でした。
調べてみると、日本では2014年3月末に廃止されたようです。
(2014年までそのシステムがあったことも驚きですが)
当時は、銀行でトラベラーズチェックなるものに換金し、日本の通貨以外のそのお金(のような、よくわからない紙)を握りしめ、クレジットカードもなく、、、
今思えばやはり海外は一大イベントだったのです。
最初の中国は、もしものことを考えて親への手紙を勉強机の引き出しに残して旅立ったのです。
今となってはお恥ずかしい、、、

【第2次】2018~2019
時は流れて、、、娘たちが大学生になりました。
私にとってあんなにハードルの高かった海外に、彼女たちはいとも簡単に出掛けていきます。
特に長女は海外一人旅もするように。

そして、いよいよ2018年。
私の第2次海外旅行ブームが始まりました。
次女が社会人になり子育ても終わった?ので、娘たちと韓国に行き始めました。(1年半で4回も、、、笑)

娘たちは韓国ドラマとかk-popとかコスメが好きだったけど、私は娘たちが誘ってくれるなら行先はどこでも良かったのです。
(費用は各自!決しておサイフ目当てで誘われたのではありません!笑)
近くて、ご飯が美味しく、エステも出来る!!
たちまち韓国リピーターになりました。

さて、【第1次】から【第2次】は25年の空白時間があるのですが。
この間の変化はすさまじく、スマホ、Wi-Fi、クレジットカード、航空券&ホテルの個人予約、タクシーの配車アプリ、、、すべてが初体験のカルチャーショックでした。

それでも4回も同じ国に旅行すると、意識も変わってきました。
外国、、、という敷居の高さは薄れ、お気に入りの場所がたまたま外国という感覚に。
実際、私の住んでいる場所から東京に行くのと韓国に行くのでは、費用も時間も大差ないのです(笑)

”海外旅行=見聞を広める”という固定概念から、一つの国を再訪することで”第二の故郷のように外国に行く”という楽しみ方を知ることが出来たのでした。

こうして娘たちのおかげで軌道に乗り始めた私の海外ブーム。
韓国リピートがリハビリとなり、2020年オットと二人の台湾旅行を計画し、初めて飛行機とホテルをネット予約しました。

しかし残念なことに、台湾には行けませんでした。
、、、コロナです。
あっという間に海外渡航が禁止になりました。
世界が混乱していたのだから仕方なかったとはいえ、予約した航空券は返金がかなわず、あの代金はどうなったのか、、、今も謎のままです。
(返金という対応はなされず、一年以内に再度予約してくださいという回答でした。しかし一年経っても渡航制限があり再予約することなく飛行機代はパーになりました、、、)

2021年、オットが定年退職しました。
「定年したらまたヨーロッパ行こうね」と楽しみにしていましたが、
海外なんて夢のまた夢、、、コロナは続くよどこまでも!でした。

【第3次】2023年~
コロナも収束の兆しをみせ、海外旅行も可能になりました。
2023年春、台湾の借りは台湾で返す!
アラ還夫婦、台湾リベンジを果たしました。

娘たちとの韓国旅行も再開しました。

そして2024年。
今年は定年退職記念のヨーロッパ旅行を実現させたいと思っています。
31年前の新婚旅行の時、旅行慣れた60代のご夫婦に出会いました。
「今まで行かれた海外で一番良かったのはどこですか?」とお訊きしたら、
「絶対、北ヨーロッパね!」と。
その時の会話が今も忘れられず、できたら北欧に行ってみたいなあ~と。

次女夫婦のようなのんびり旅行はもったいなくて出来そうにないけど、昔では考えられなかった便利なアイテムやアプリを駆使して、自分なりの目的を持った今どきの海外旅行がしたいなあと思っています。

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