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映画館で観るときは、、、?

映画館で映画を観るとき、一人ですか?
誰かとですか?

それとも、おうち映画ですか?

私は年に4、5回、映画館に行きます。
オットと行くのと、一人で行くのと、半々でしょうか。
本当はもっと頻回に行きたいのだけれど、大きなシネコンに行こうと思うとつい億劫になってしまったり、気がつけば観たかった映画は早朝か夜の上映枠になっていたり、、、。

映画館はタイミングとの闘いだ。
(何と闘ってんねん、、、)


一人映画はカッコイイ

高校生の時、映画好きの友人がいました。
彼女は高校生ながら一人で映画を観に行っていました。
(たぶん校則違反でした、、、)
当時、私の地元の町には古い映画館が三つあり、たいていの映画は地元の映画館で観ることができました。(今、映画館は一つしかありません)
薬師丸ひろ子だとか原田知世だとかの邦画が大盛況の時代。
それなのに、彼女は私が聞いたこともないフランスの映画を遠くの町まで一人で観に行くのです。
「一人で行くの淋しくない?」
「こんなの観たい人、他におらんでしょ。」
、、、たしかに。

一人で映画に行くだけでもカッコイイのに、薬師丸ひろ子ではないフランス映画というチョイス。
大人だ!!

いつか私も一人で映画に行きたい!
憧れでした。

なんでもよくない!

社会人の時。
親に促されるままお見合いをし、断る決定打もなくズルズルと会っていた方と、ある時映画に行きました。
「(映画は)なにがいいですか?」
「なんでもいいです」

なんでもいい、と言ってしまった私が悪い。
連れていかれた映画は、『男はつらいよ/釣りバカ日誌』の2本立て。
渥美清さんも偉大な俳優さんだし、浜ちゃんスーさんもめちゃ面白い!
だけど。
、、、コレはおうちで観ようよ。デート初映画にこのチョイスは無いわ。
映画の好みの違いだけではないけれど、その方とのお見合いは丁重にお断り。

【教訓】なんでもいい!で映画に行くべからず。

長きにわたるおうち映画期

さて、オットとは映画の趣味は合うかというと。
実はそうではありません。
結婚後すぐに子どもが生まれ、映画館に行くこと自体なくなり、オットとの映画はTVの放送かレンタルビデオになりました。
おうち映画族になって初めて発覚したのですが、、、いや、うすうす気づいてはいたのですが。
オットの大好きな映画は『男はつらいよ』でした、、、。
(マジかーー!笑)

子どもが大きくなるまで、おうち映画は続きました。
洋画派の私もオットのお陰で邦画をみることに。
今は邦画も良いかな、と思っています。
この時期に、マイナーな、しかし良質な映画に触れ、好みの映画も変わってきました。

ちなみに、家族4人で初めて行った映画は『千と千尋の神隠し』です。
(次女、怖くてほぼ観てません、、、)

憧れの一人映画

子どもが中学生になった頃から、一人映画に行き始めました。
大学生の頃は、一人映画に憧れながらも、一人で映画に行くと寂しい人に見られそうで人目を気にして行けなかったのに、です!

オバサンになると違いますねぇ(笑)、スルッと一人映画デビューしておりました。

行くのは水曜日のレディースデイ、もしくは映画の日(毎月1日)。
年齢もいつの間にか40代。
人(友人)に合わせることも面倒だし、水曜日のおトクを享受しようと思うとオットと行くことは出来ない。
一人映画は必然でした。
観るのはやはり洋画。
アカデミー賞ノミネート作品のちょっとマイナーな通好みの映画を、さも”解っている”的な顔をして観ておりました、、、。

娘たちの受験の日などは家で一人待っているのに耐えられず、朝から一人映画館したのは我ながら良い気の紛らわし方でした。

好みとお得は別!

オットが50歳になり、ニヤニヤしながら言いました。
「僕と行くと二人で2,200円になるよ!」
夫婦50割デビューです。
娘たちも土日に部活があったりして、私の相手してくれるのはオットだけ、、、
やっと夫婦で映画に行くようになりました。

あるとき『ブラック・スワン』を観に行きました。
私の好みです。
オットは観終わっても???な顔をしていました。
本音を言えば私も少し?だったのですが、オットが「あれはどういうこと?」「これはこういう意味なん?」といちいち聞くのです。
私は映画も読書も感想を言い合うのが好きではありません。
分からなければ自分の中で反芻しながらゆっくり思考すればいい、人には意見を求めない派です。

ああ、そうだった。コイツ(オット)は感想共有派だった、、、。

あるとき『ボヘミアンラプソディー』を観に行きました。
私の好みです。
「どんな映画?」とオット。
「Queenのバンドの話よ」と私。
映画を観終わって、私が余韻に浸っていた時です。
オットが笑いながら言いました。
「映画は良かったけど、女の子バンドの話だと思ってたから最初はびっくりした(笑)」

、、、こっちがびっくりするわ。

オットはQueenにピンときてなくて、“クイーン(女王)=女の子バンド”と勘違いしていたのです。

そうだった!!
オットは聖子ちゃんの歌が好きな、寅さん映画を愛する、根っからの日本人、、、。

【教訓】お得な50歳割も、観る映画を考えねば、感動すらも台無しにする。

最近オットと観た映画

昨年は忙しくて映画館には一度だけ。
唯一観た映画は、どうしても観たかった映画!!

BE:FIRSTのドキュメンタリー映画『BE : the ONE』

ちょっとお恥ずかしい、、、私の推し活映画。
これも、私一人で観ればよかった。
そうすれば二回観れたのに!笑


あと4年、、、。
あと4年経てば、私の一人映画にもシニア割が使える。

それまでは、観る映画を吟味しながら、夫婦50歳割で仲良く鑑賞いたしましょう(笑)

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