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キングダムを読んだ感想

久しぶりにマンガ「キングダム」を読んだ。

以前、23巻まで読んでそのままにしていたのだが、最近周囲でそのワードを頻繁に聞くようになったのと、面白かった記憶があったのでメルカリで全巻購入し先ほど読み終えた。

やっぱりとても面白かったので、読んだ感想を面白い所と今一歩な所に分けて書き連ねていきたいと思う。

<面白い所>
①中二要素
基本的にバトルもので「四天王」とか「10傑」とか中二っぽい強さ格付けが出てくるのは好き。キングダムはそれのオンパレードであり、常に強さの底が知れないやつが存在し、ワクワク感をかきたてる。

②謎解き要素
作中、「バカな!なぜ、あいつの軍がここにいる!!?」みたいなシーンが頻繁にあり、どこからともなくその謎解きを語り出す奴が現れるのだが、この謎解きに引き込まれる。推理ものが面白いというのは、「名探偵コナン」や「金田一少年の事件簿」しかり、遡ればコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズの冒険」から連綿と続いている普遍的な真理である。

③援軍
戦争中に主人公や味方の軍が絶体絶命になっていると、どこからともなく援軍がかけつけてそこからまた死闘が繰り広げられる。めちゃくちゃピンチなところに援軍が来ると涙が出そうになる現象。きっと人間の奥深くにインプットされている何かの琴線に触れるのだと思う。

<今一歩な所>
①常に死闘すぎる
武将同士の戦いがいつも互角であり緊迫感が生まれているのだが、それも毎回だとお腹がいっぱいになってくる。たまにはあっさり勝ったり負けたりして緩急をつけてよい。

②武将は武将しか討てないシステム
キングダムにおいて謎に存在するこのシステムによって、途中から作中にツッコミをする自分が存在していた。なぜかは分からないが、武将はいくら一般兵がかかっても討てず、武将は武将でないと討てない仕様になっている。キングダムではこのシステムが常に働いているため、武将1人vs一般兵10万人の戦いが行われた場合、武将が勝つことなる。それほどキングダムの武将は強いのである。

③どんどん一つの戦争が長くなっている
これはアカギという麻雀マンガにおいて顕著なのだが、1つのバトルに割かれる紙面がどんどん長くなっており、残念ながらキングダムにおいてもその傾向が見られる。1つの戦闘の描写が冗長になると、読む気力がどんどん失せてくるのは私だけではないだろう。ちなみに、アカギの鷲巣麻雀は完結するのに単行本28巻、期間にして20年かかったという。誰か止めろよ。


主人公サイドの王様が中国で覇を競っている6国を統一すると息巻いて現在65巻が出ている中、まだ一国も攻め落とせてないという事実に冷や汗を感じるものの、一度読みだしたらグイグイ読める面白さは本物。

個人的には函谷関の戦いが面白さのピークであり、ワンピースのマリンフォード頂上決戦を彷彿とさせた。

また、ドラゴンボールの面白さのピークはフリーザとの戦いだと勝手に思っているし、ジョジョのピークも3部だと思っているので、それらのことから、名作と言われる作品でも作中の面白さのピークは案外前半にあるのかもしれない。

さて、感想はこのぐらいにして以下、キングダム全巻読んだ中で最も好きなシーンでこの記事を締めたいと思う。















おしまい。


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