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麦っ子畑保育園と真弓定夫先生

麦っ子畑保育園の園医は30年以上小児科医の真弓定夫先生が担当していた

麦っ子の保育理念は真弓先生の考えを元に作られている

子供は群れをなして遊ぶ

冷暖房は使わず、冬でも半袖短パンで過ごし皮膚粘膜を鍛える

旬の野菜を中心とした食事をとる

牛乳は日本人の腸には合わない。カルシウムは野菜からの方が吸収

がよい。牛も乳を飲むのは子牛のときだけ、成牛は飲まない。

真弓先生は飲まない方がよいとは言わない。日本人は牛乳は飲んで

はいけないと言うのである。

麦っ子は、真弓先生に出会ってからガラッと給食を変えた。牛乳、

肉、砂糖を使わない野菜・キノコ・海藻中心の給食へ。

真弓先生は吉祥寺で開業されていた。

医者は患者さんを治して、患者さんを少なくして、廃業するのが仕

事という考え方の先生。

薬を使わず、母子の話をゆっくり聞き、食事と生活指導で治す。

そこを訪れた人は、自分で体を管理できるようになるため、自ずと

患者は減ることになる。

今の医療は、病気をみて、ひとをみない。検査と治療がお金に繋が

るため、どんどん検査と薬を出す。患者も医者の言いなりで薬が沢

山出ないと納得しない。

薬の副作用に対して、また薬が出るので薬の量は増えるばかりで治

る見込みもなければ、他の症状が引き出されたりしている

日本は、抗生剤の使用量も世界でトップクラスだ

先生は、紙オムツのことを石油オムツと言われる

経皮毒が言われているが、石油製品を常時生殖器に一番近いところ

で着続けているのはとてもよくない。不妊の原因の一つではないか

と言う人もいる。

麦っ子は入園すると布おむつに変えるまで、紙おむつをやめるよう言い続ける。

石油製品は洗剤に関しても同じである。赤ちゃん用、自然派をすすめる

洗剤もよく見ると界面活性剤が入っている。

シャボン玉石鹸は香害という言葉を発案した。昨今、合成洗剤の香

料の強さは加速し続けている。

麦っ子の子供は感覚が敏感だから、その香料や合成成分で吐いてし

まったり、スタッフも頭痛がおきたりする。

化学物質過敏症の人がふえている。敏感で神経質的に見られがちだ

が、私は体に害のあるものが体内に入り、拒否反応を出すのは自分

の身を守るための正常な反応だと思っている。

むしろ、こんなにもケミカルが加速しているのに平気でいられる人

間の感覚の方が危険ではないかと思う。

麦っ子は、石鹸洗剤に変えるまで言い続ける。

それでも無理な時は、石鹸洗剤を渡して「これを使ってください」

と渡していたこともある

麦っ子はそれぞれのロッカーに自分の服を入れて、それを着るがお

もらしや汚したりして着るものがなくなると、友達のを借りるシス

テムだ。

合成洗剤を使う人が我が家の服を使い、返却されると汚れた服を入

れる袋の中が、1枚の服の合成洗剤の匂いで一杯になってしまう。

家族の服を洗濯すると家中がその匂いで充満する。

その服は洗濯しても匂いがとれず、結局捨てることになる。

真弓先生は、薬を使わずに食事や生活を整えることで病気を治す、

病気にならない体作りをするように話される

冷暖房を使わず、冬も半袖短パンで皮膚粘膜を鍛える、夏もエアコ

ンを使わず、自分で体温調節できる体にすること、体温は37℃以上

にすること、今の人は体温が低すぎるから免疫力がないと。

食事は身近にある旬の野菜を中心に食べる。戦後、小麦と脱脂粉乳

が余剰したアメリカの食材を消費するために、パン・牛乳・肉を中

心とした西洋料理が優れた栄養食と謳い、和食だった日本の食生活

がガラッと西洋化した。

そのため、肥満、生活習慣病、高血圧、心疾患、脳血管疾患が増

え、最近では子供の生活習慣病も増えている。

戦前から継続している感染症は全て予防接種を受けているものばか

りと。完全にかかりきって免疫をつけなかったり、かかってもすぐ

に薬を使うため、予防接種や薬への依存から抜けきれないでいる。

本来は、感染症にかかって、薬を使わずに自分で治すことで免疫が

つくが、予防接種を使うことで中途半端なかかり方をしたり、薬を

使って自分の力で治さなかったことでまた感染をしてしまう。

予防接種の材料がまた怖い。最近は遺伝子組み換えの物も使われて

いる。麦っ子は予防接種は勧めない。受けないでくださいという気

持ちを込めて。

なので、感染症はなかなか減らず、予防接種は続き、病院と製薬会

社が豊かになり、医療保険が厳しくなるという絵になる。

うちの家族は、麦っ子と真弓先生に出会い、もともと食事と石油製

品、予防接種は同じことをしていたが、冷暖房を使わず、薄着で体

温を上げるということ、これら全てを実行することで免疫が上が

り、本当に丈夫になることができた。感謝である。

熱があるという概念も変わった。麦っ子の子は体温が高くなるか

ら、平熱が高い分、熱の判断基準も変わる。38℃前後でも機嫌よく

食欲あれば全く慌てない。

そして、熱を出すことは熱を上げて菌と戦っているからいいこと、

鼻水・下痢・嘔吐など体から悪いものを出しているからいいこと、

むしろ出せない方が問題ということなど、子供をよく見て笑顔で遊

んでいるかなどの他のことを踏まえて判断することが大切で、子供

の力で治し、治す力を養うことが大事と学んだ

そして、大切なことは、群れをなして遊ぶこと

大人と遊んだり、ゲームと遊ぶのは遊びではなく、子供同士で走り

回って遊ぶことが心と体を健やかにし、それが大切だということを

知った。

ここまで書いて、今の日本と全く真逆の考えと行動していることが

分かる。でも、子供を麦っ子に入れて、家族もその生活にすること

で我が家は全く病院に行かず、元気に過ごしている。

キングコングの西野さんが、仕事をしていくのに大事なことは、お

金を稼ぐことや集めることではなく、信用を集めることだと言う。

信用を集めるには、嘘をつかないこと、嘘をつかないには、嘘をつ

かない環境を作ることだと。


真弓先生は、言動と行動が完全に一致している。

何十年も前から一貫した考えを話し、全くブレない。

蘇れ生命の力という真弓先生のドキュメント映画があるが、閉院近

い時期の患者は一日3人程だ。人気がないのではない。当初は、商

店街を超えて大通りまで列があった患者が、元気になり、自己管理

できるようになり、病院に行く必要がなくなったのだ。

先生は、質素な生活を続けながら、収入のほとんどを寄付や人のた

めに使っている。

医師は片やいくらでも稼げる仕事であるが、真の医者は人を診て、

人を治して、自己管理できるように導き、患者を減らして廃業する

のである。自分の利益のためにやってないのである。

凄いなーと思う。武士というか、高僧というか・・そんな域の先生

私はやっぱり自分に嘘をつかない人生を

選んでいきたい。

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