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呼吸でブロックを外す

リーダークラスも4回目くらいになったころか、3枚の胎児の写真が目の前に並べられた

みんなで3枚の写真の中から響いたものを1枚選んだ

そして、同じ写真を選んだ者同士で集まり分かれた

結局、2チームになったが、
私は全体がふわふわしている黄色っぽい胎児の写真を選んだ

チーム内で何でその写真を選んだか、意見を出し合った

私は氣で飛ばされているときのイメージの写真だったからと答えた

氣で飛ばされているときの無重力にいるような、そしてその時、黄色というかクリーム色に世界が包まれるから、それを思い出したからと答えた

その後、もう一度、丹田で呼吸して写真を見るように言われた

きっと違う考えが出てくるからと

これ以上、出ないでしょーと思いながら

もう一度呼吸をして写真を見ると

お腹のほうから、これは1番エネルギーがあるとき、

ここに戻れ、と聞こえてきた

それをまたみんなでシェアしていると、回っていた先生が

「誰?誰今の?今何て言った?」

と言われ、さっきのことを言うと

「何、これ(胎児の写真を選ぶこと)やるって知ってたの?」と言われ、

目に見える自分は、は?先生のレッスン何するかなんて

知る訳ないしと思いながら

潜在意識の中の自分が「はい、知ってました」と答えていた

先生『で、(丹田で呼吸してから見て)何てでた?』

私『この(胎児の)状態が一番エネルギーがある状態、ここに戻れ」と

先生『じゃ、そういう風に生きろ」

「はい、生きます」と自然に口から出ていた

自分が話しながらも、自分じゃない人間が話しているようなそんな感覚で答えていた

これが、肚で考えるということかーと初めて体験した

頭で考えて出た答えと、肚で考えて出た答えが違っていた

頭で考えただけでは出ない言葉がそこにはあって、それが、真実で核心だった

帰りの電車の中で、他の2枚の写真についても呼吸しながら考えた

1枚の写真はバックが暗めで子宮の中に胎児が浮かんでいる写真で

これは、自分が3歳時、(死のうとして)食事断ちをして毎晩泣いていた頃。夜中に温かいものに
包まれた時を表していた。その時も見た目弱い状態なのに、内なる世界がエネルギーに満ちていた

もう一つの写真は双子の胎児で、太く力強いへその緒が特徴的な写真だった

それは、家族との強い絆をあらわしていた

これが自分のブロックだった

そのブロックをはずせば、エネルギー全開の状態になれる、そこに戻れ

3枚の写真からそういうメッセージを受け取った

親に心から感謝できるか、いつも加藤先生にそう投げかけられる

23歳の時に、父親が家を出て帰ってこなくなった

丁度、看護学校の受験勉強を始めた時で、お金にも時間にも困っていた

母親は、鬱になったら

看護学校に通い始めてからも、2つの奨学金を借りる予定だった
事実上、父親不在でお金を入れてくれないにしても所得の紙面上では父親が存在していたため、奨学金を1つしかもらえず、私は朝までバイトして学校に行き、必死で勉強した

夜通し働き、寝ないで授業を受け、モンスターと呼ばれていた

その後も、魔女子と出会うまでは、親のために自分を犠牲にし、

必死で2つ仕事をし、沢山仕送りをしている偉い奴を続けてきた

基本的に誰も恨んでないと言いながら、疲れるとあの時、あーしてくれればよかったのに、何で自分だけがこんなに背負わなきゃいけないんだ、と怒りが湧いてきたりした

父親についても恨んではいなかったが、そう思えたのは、感情をざわつかせない距離まで遠ざけていたからだ

今の自分は親に心から感謝できない、そう思った

私はよくお祈りをするのだが、父親のことだけどうしても祈ることができないでいた

感情を乗せずに言葉だけと思っても、父親のことを祈ろうとすると言葉が出なくなるのだ

呼吸をして、恐れを手放し、父親に手紙を書いた

4日くらいかかって書いた
投函する時も呼吸をしてポストに入れた

メールで返事が来た

父からの内容は、とてもショックだった、この年でこんな告白をされるとは思わなかった、どうしていいか分からない的な返事だった

読んで心がざわつきそうになったが、呼吸をして手放した

何かすっきりした

その後、すぐにメールをしたが内容はあまり覚えてない
ショックを受けさせることは承知の上で、自分のブロックを外すために伝える必要があったこと、手紙を出してから、初めて父親が幸せであるように心から祈ることができたと
メールした気がする

そして、父親からの返信もいい感じだった気がする

心から父親を許し、自分を許し、和解することができた

そんな気がした

今の自分があるのは、過去の一つ一つがあるから。

どれが欠けても今の自分はない

自分にとって忘れたい過去も嫌な思い出や記憶も、今の自分を形成する大切な一つ一つ

そう心から思う事ができた

そう思うと全てが感謝しかない。

みんな一つ一つがただ在るだけで感謝なことだった

私はその後、心から父親が笑顔で幸せに生きられますようにと祈ることができるようになった

20年来のブロックが外れ、

ようやく人生が流れ始めた感じだ

のんちゃんの鍼灸に通っているとき、体調悪いのに

体は治療の必要がないと言われ帰されるときがよくあった

じゃ、この症状はどうすればいいの?そう思ったものだ

答えは、心の中に、潜在意識の中にあったのだ

ただ、これを治すことができるのは自分のみ


体のケアも大切だけど、実は心(潜在意識)のケアが本当に重要だと思わされた経験だった

リーダークラスの後半は、実際に加藤先生のようにみんなの前で、呼吸法をナビゲートしていく

一人ずつ10分か15分くらい
みんなの前で一人で自由にリードするのだ

その日、私は窓を開けられない歴史的な建造物の中で、今年初のエアコン開始という事態で、埃が舞い、
アレルギーでくしゃみと鼻水がとまらなくなり、
できるの?大丈夫?と心配されながらスタートした

終わったあと、一人一人に講評があったが、

みんなには、ここがとてもいい、ここを武器にして、とかここを伸ばすように、とかだったのに私には、宇宙人の波動だったという不思議な先生からの感想だった

リーダークラスに通い始めてから、しばらくして

かとう公いち先生は、加藤俊朗先生と呼吸仲間で、それを加藤先生に言ったら、

先生『俺があいつ(かとう先生)に氣で人を飛ばすやり方教えたんだよ」と言っていた

繋がってたのねー。

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