見出し画像

【下調べ】中国

ざっと目を通すのにはWikipediaが最高ですね。今回もありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
中華人民共和国通称中国は、東アジアに位置する社会主義共和制国家首都北京市
成立
中華ソビエト共和国としてはじまった中華人民共和国は、中華民国統治下の中国で1921年7月に結党された中国共産党ソビエト連邦の支援を受けながら、国共合作日中戦争国共内戦を経て中華民国政府台湾へ放逐し、1949年10月1日毛沢東中国共産党主席が北京市天安門広場建国宣言を行ったことで成立した。

体制
政治体制は1949年10月の建国以来中国共産党による事実上の一党独裁体制。エコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる民主主義指数は世界153位という後順位であり独裁政治体制に分類されている(2019年度)。

経済

大清中華民国の時代では、分裂や暴動、他国との戦争での敗戦が続き、諸外国による間接的な支配が長年続いた。1978年以前までの中華人民共和国においても内乱と紛争、混乱が続いていため、経済や軍事が長期間低迷し、貧困が200年以上続いていた。

1978年12月における改革開放の導入以来、「社会主義市場経済」と称して「経済特区」や「沿岸開放都市」などの設置を行い、社会主義経済体制からの根本的な転換を行った。その結果外資流入の勢いが増し、20年以上に渡って年平均9%以上の実質GDP成長率を達成し、2010年にはGDP規模で日本を追い抜いてアメリカ合衆国に次ぐ世界第2位の経済力を有する国となった。中国共産党中央委員会総書記習近平は2012年に「中華民族の偉大なる復興」を発表した。発展途上国に有利に出る購買力平価では世界第1位であり、世界最大の輸出国と製造国、第2位の輸入国である。同国は経済・軍事技術外交ソフト・パワーの影響力において、世界の新興超大国とみなされている。しかし、経済発展に伴い経済格差の拡大・環境問題など各種の社会問題も深刻化している。エネルギー使用による二酸化炭素(CO2)排出量は世界最大、条約で規制されているフロンも中華人民共和国では未だ大量放出されている。大気汚染は深刻で特に首都北京は風次第でしばしばスモッグに覆われる。長江をはじめとする河川の水質汚染も深刻な状況にある(中国の水危機)。

外交

建国以来ソビエト連邦に並ぶ東側の大国として影響力を持ったが、ソ連でスターリン批判が起きるとスターリン主義の立場からソ連と仲違いし、中ソ対立が武力衝突にまで及ぶに至って1970年代以降はアメリカ合衆国や日本など西側諸国に接近し、日米と国交して中華民国と断交させた。1971年10月に国連総会で中国代表権を認められて国際連合に加盟し、追放された中華民国の後任として国際連合安全保障理事会常任理事国となった。1989年6月に六四天安門事件を起こして国際社会から強い非難を受けたが、1991年12月のソ連崩壊後も共産党独裁体制維持に成功し、「全方位外交」と称して1992年には米中・日中国交後も中華民国との関係を維持。イスラエル韓国に接近して国交を樹立し、中華民国と断交させた中華民国と国交を結ぶ国に対して様々な圧力をかけることで中華人民共和国との国交、中華民国との断交を促し、中華民国を孤立化させる外交を推進している。

現在の中華人民共和国は多数の公式及び非公式の多国間機構に加盟しており、WTOAPECBRICs上海協力機構BCIMG20がこれに該当する。中華人民共和国はアジアの地域大国であり、多数の解説者により潜在的な超大国として特徴付けられてきた。しかし習近平体制になってから「戦狼外交」と呼ばれる好戦的で強硬な外交姿勢を強めており、国際社会との摩擦が目立ってきている。また香港問題やウイグル問題などの人権問題をめぐる国際的批判が強まっている。

軍事

1964年10月に最初の核実験を実施しており、核拡散防止条約により核兵器の保有を認められた5つの公式核保有国の1つとなった。21世紀以降は急速な軍拡が行われ、アジアでは最大の、世界ではアメリカ合衆国に次ぐ軍事支出を行う軍事大国となっている。その軍隊である中国人民解放軍の兵力は200万人を超えると見られており、世界最大人数の常備軍である。軍事大国としてアジア周辺諸国に対するプレゼンスも強めており、尖閣諸島をめぐって日本と、南沙群島をめぐってはフィリピンベトナムなどとの間に緊張関係を作り出している。南シナ海台湾海峡及び東シナ海を当面の目標にした海軍力増強、中華民国に対するミサイル体制強化など、中華人民共和国の軍事膨張に対する国際社会、とりわけアメリカ合衆国の警戒感は根強い。

民族と宗教

人口は世界最大の約14億人であり、うち92%以上を漢族が占める。他にモンゴル族チベット族ウイグル族朝鮮族満州族回族チワン族ミャオ族ヤオ族など55の少数民族が存在する。言語は漢語が大部分を占め、北京語を元にした中国語の普通話が共通語であるが、各地域では数多くの方言と少数民族の言語が併用されている。

宗教はイスラム教キリスト教チベット仏教などが少数存在するが、政府により制限が課されている。特に近年では政府が「宗教の中国化」の方針を掲げ、あらゆる宗教への国家統制を強化している。

地理

公式には23の、5つの自治区、4つの直轄市と2つの特別行政区から構成され、総面積は約960万平方キロメートルで世界第3位ロシア連邦と並び世界で最も隣国が多い国(14か国)である。

計測方法によるが陸地面積では世界第2位とされ、総面積では世界第3位又は第4位である。同国の地形は、乾燥した北の森林ステップゴビ砂漠タクラマカン砂漠から、多湿な南の亜熱帯の森林まで広大かつ多様である。ヒマラヤ山脈カラコルム山脈パミール高原天山山脈により、同国は及び中央アジアから切り離されている。長さ世界第3位長江及び同世界第6位黄河は、チベット高原から人口密度の高い東の沿岸地域に流れ、古代には黄河文明長江文明を興してきた。同国の太平洋に沿った海岸線は1万4500キロメートルの長さで、渤海黄海東シナ海南シナ海に囲まれている。同国の国土は、22省級行政区、5自治区、北京市・天津市上海市重慶市の4直轄市、大部分が自治的な香港マカオの2特別行政区によって構成されている。なお2017年7月現在、中華人民共和国の世界遺産イタリアについで56件ある。国内には文化遺産が38件、自然遺産が14件、複合遺産が4件存在する。

「中国」という言葉は、紀元前6世紀書経詩経で既に記述されており、中華帝国以前の時代には華夏族四夷と区別するため、文化的概念として頻繁に用いられた。その後、中華帝国の変遷と共に様々な古文書で用いられる「中国」の意味も変化して行ったが、近代的な主権国家全体の名称として用いられるようになったは19世紀半ばからである。

中国と同義で用いられる支那は、帝国主義のイメージと結びついて中華人民共和国では侮蔑的な呼称と認識されているが、その原型が古くから印欧語族の諸国で用いられてきたために派生形が多く残っている。たとえば英名の"China"は、サンスクリット語Cīna を由来とするペルシア語のChīn が由来と考えられる。"China"という言葉は、ポルトガルの探検家Duarte Barbosaの日誌において1516年に初めて記録された。1555年、同日誌はイングランドにおいて翻訳及び出版された。17世紀にマルティノ・マルティニにより提唱された伝統的理論では、Cīnaはにおいて中国最西の国である"Qin" () が由来である。また、Cīnaはマハーバーラタ (紀元前5世紀) 及びマヌ法典 (紀元前2世紀) を含む初期のヒンドゥー教の聖典において用いられていた。

「中国」の国名を巡っては、中華人民共和国の前に中国大陸を統治した中華民国との間で軋轢がある。1971年10月のアルバニア決議以降、中華人民共和国が「中国」の議席および関連する地位を獲得し、「中国」は徐々に国際社会において中華人民共和国を指すようになった 。この他、「日中関係」「駐華大使」のように「」も「」も中華人民共和国の略称として用いられている現状がある。台湾海峡を挟んで「二つの中国」が分断する現況から、中華人民共和国は中華民国台湾地区)に対応する場合は「中国大陸」と呼ばれることがある。中華人民共和国政府は中華民国(台湾)からは「大陸当局」「北京当局」、「北京」または「中共」とも呼ばれる。中華民国憲法では「大陸地区」とされる。

歴史

中国の歴史
先史時代三皇五帝
古国時代)(黄河文明長江文明遼河文明西周
東周春秋時代戦国時代前漢後漢)呉(孫呉)漢
蜀漢)魏(曹魏西晋東晋十六国宋(劉宋)魏(北魏)斉(南斉魏(西魏)魏(東魏)梁(後梁)周(北周)斉(北斉) 周(武周五代十国契丹北宋)夏(西夏)南宋元(北元)明
南明後金 中華民国満洲 中華人民共和国中華民国
台湾

中国の宗教
無宗教 (89.56%)仏教 (6.75%)キリスト教カトリックプロテスタントを含む) (2.30%)道教伝統崇拝又は民族信仰の宗派 (0.54%)イスラム教 (0.46%)その他の信仰 (0.40%)

国教は無く、九割近くの国民は無宗教で、主な宗教は仏教キリスト教道教イスラム教儒教となる。

宗教信者は総計1億人余り、宗教活動場所85,000か所、宗教団体3,000余りといわれる。欧米では国民の多くは宗教信者であるが、現在の中華人民共和国の宗教信者数の1億人余りは総人口12億人に比して非常に少ない。これは中国大陸における宗教の歴史と中国共産党政府による宗教弾圧の影響が大きい。特に2018年頃からは政府が「宗教の中国化」という方針を掲げるようになり、あらゆる宗教に対する国家統制を強めている。

アメリカは自国の国際宗教自由委員会の調査に基づき、信教の自由の侵害度合いが強い国であるとして独自に「特に懸念される国」に指定している。

道教

国民の大半を占める漢族現世利益的である。道教は漢族固有の宗教である。信者数の統計はなく、道宮・道観寺院)が1500余カ所、道士と道姑が2万5000余人といわれる。漢族は、複数の宗教の良いところをそれなりに信仰する傾向がある。改革開放以降、「紅白産業」と呼ばれる「冠婚葬祭業」が飛躍的に発展した。

仏教

仏教に関しては仏教の寺院が1万3000余カ所、僧と尼は約20万人といわれる。「漢族仏教」、「チベット仏教(ラマ教)」、「南仏教(巴利語系)」の3種類がある。「漢民族仏教」の信徒数の統計はない。「チベット仏教」の信徒数は、チベット族やモンゴル族などの900万人、ラマ僧、尼僧は約12万人、活仏は1700余人、寺院は3000余カ所。「南仏教」はタイ族などの100万人、比丘、長老は1万人近く、寺院が1600余カ所といわれる。

文化大革命の時期に徹底的な弾圧を受けたチベット仏教はかなり復興したとはいえ、まだ最盛期にはほど遠く寺院数は10分の1以下に激減している。また、現在も中華人民共和国政府によるチベット仏教への弾圧は続いており、僧院には、中華人民共和国当局の「工作隊」が駐在し、強制的に、僧や尼僧に政治的・宗教的信念の「愛国再教育」を行っている。1996年から1998年の間に、中華人民共和国当局による「厳打」キャンペーンにより約500名の僧尼が逮捕され、約1万人が僧籍を剥奪されたといわれる。2007年、中華人民共和国政府は輪廻転生を続けるとされるチベットの高僧(活仏)が転生する際、政府の許可なしの転生は認めないことを決定した(国営新華社通信)。

儒教

儒教共産主義毛沢東思想に真っ向から敵対するものとして文化大革命時に徹底弾圧され、熊十力などの新儒家の名士が自殺に追い込まれるなど徹底的に迫害され宗教としては事実上絶滅した。しかし、孔子生誕2555周年となった2004年以降、毎年9月28日に孔子の生誕を祝う祝典「孔子祭」が国家行事として執り行われ、『論語』を積極的に学校授業に取り入れるようになるなど儒教の再評価が進んでいる。また、中国政府が海外で運営する孔子学院など、孔子の名を冠した施設も存在する(但し、孔子学院は儒教の教育機関ではない)。孔子の故郷の山東省曲阜三孔(孔府、孔廟、孔林)の古建築群はユネスコ世界遺産に登録されている。文化大革命期に破壊された儒教関連の史跡及び施設(夫子廟など)も近年になって修復作業が急ピッチで行われている。また、北京オリンピックの開会式では『論語』が取り上げられた。

イスラム教

イスラム教は、回族ウイグル族カザフ族など主に少数民族の間で信仰されている。信仰者数は1,800万人、イマームアホン(回教布教師)が4万余人。中華人民共和国のイスラム教徒はスンナ派に属している。イスラム教は古代から中国にとり経済と切り離せない存在である。

キリスト教

キリスト教のうち、カトリック教会1958年から本来ローマ教皇だけに認められている主教・司祭ら聖職者任命を中国共産党傘下の中国天主教愛国会が任命することから中国政府の統制下にあるため、聖座バチカン市国)との国交は断絶している。プロテスタントは、信徒は約1000万人、聖職者が1万8000人おり、教会堂が1万2000カ所、簡素な宗教活動の場所(会所)が2万5000カ所ある。中国には、上記のほか多数の地下教会信者がいるとされており、ブリタニカ国際年鑑の最新データによると、現代の中国のキリスト教徒は、当局の監督下にある国家公認教会信徒と地下教会信徒を合わせ9100-9750万人程度と記録されている。

習近平政権になって以降、キリスト教への抑圧が強まっており、2016年2月には浙江省でキリスト教教会の屋根に取り付けられた十字架を強制撤去したり、撤去に抗議する信徒を相次ぎ拘束する事件が発生した。

ボン教

チベット地域ではボン教も広く信仰されている。ただし、現在のボン教はチベット仏教の体系を広く取り入れており、一見しただけではチベット仏教との区別がつきにくいが、マニ車を反時計回りに回すなどの相違がある。

その他

民間信仰には、民衆道教、シャーマン・シャーマニズム的信仰、アニミズム的信仰がある。また幾つかの新宗教が存在し、1999年7月には法輪功天安門広場で信者の集団的焼身自殺事件を起こした(天安門焼身自殺事件)。同教団は政府に邪教認定され、一切の活動を禁止された。

文化

中華文化」、「中華料理」、「漢文学」、「中国文学」、「漢籍」、「中国学」、および「中国哲学

書道

書聖として王羲之顔真卿北宋徽宗帝の名が挙げられる。

文学

から陶淵明を代表とする「漢詩」・李白杜甫白居易を代表とする「唐詩」、の「」、の「」、の「小説」(白話小説武侠小説など)が存在する。辛亥革命後の20世紀前半には日本に留学した経験を持ち、『故郷』、『阿Q正伝』、『狂人日記』、『藤野先生』で知られる魯迅が活躍した。また、毛沢東も『沁園春・長沙』などの漢詩を遺している。

代表的な中国文学の作品

四大奇書」『史記』『三国志演義』『水滸伝』『紅楼夢』『封神演義』『金瓶梅』『聊斎志異

哲学

中華思想諸子百家玄学朱子学陽明学考証学三民主義毛沢東思想鄧小平理論三つの代表科学的発展観習近平思想
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いやちょっとユダヤ教以上でした。情報量が多すぎる。やはり再度やり直さないとです。
一番驚いたのが無宗教が9割。みんな儒教なのかと思ってました。民族コロコロ変わっているからかな。
孔子って民族なんだろう?確認してみよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?