こんにちは【黒糖焼酎飲もうでぃ!】前田“まえぴょん”秀樹です。
今回は『ハナタレ』についてお話ししたいと思います。
お酒好きな方は耳馴染みのある言葉だと思いますが、お酒に詳しくない人にとっては「子供の頃の鼻垂れ坊主のこと?」とか思っちゃいますよね。
ハナタレ
焼酎のモロミを蒸留する過程の最初に取れる部分のことで、「初垂れ」とも書きます。また「初留」「初留取り」「花酒」という呼ぶ場合もあります。
ハナタレは初期段階で蒸留器の垂れ口からとれる焼酎のため、アルコール度数60度以上あります。
これを割り水で45度以下に調整したものがハナタレ焼酎として販売されるのです。(45度を越えると酒税法上、焼酎ではなく、スピリッツに分類されます)
ハナタレは香気が高く、焼酎の旨味成分が凝縮されています。
最初に口に含んだときの刺激と、スッキリとしたキレの良さが魅力です。
初垂れは少量しか取れず、非常に希少なもので、昔は製造に携わる蔵人が味わって飲んでいたそうですが、最近ではこの初垂れを商品化する蔵元が増え、われわれも楽しめるようになりました。
アルコール度数が高いため、ボトルごと冷凍庫に入れても凍ることがなく、トロリとした状態になり、濃厚なコクと香りが楽しめます。
では次に、主なハナタレの黒糖焼酎をご紹介しましょう。
浜千鳥乃詩 極(きわみ)ブラック 44度/奄美大島酒造
おだやかな黒糖の香りを持ちその奥に軽い穀物香がある。甘み辛みのバランスが良く、口当たりもやわらか。年間1000本限定品。
FAU 44度/奄美大島開運酒造
「From Amami Ukenson」の頭文字で名付けられました。(宇検村は蔵の所在地)
毎年バレンタインの時期に合わせて発売されるロマンチックなお酒。
南の島の貴婦人 44度/朝日酒造
オオゴマダラ蝶(別名 南の島の貴婦人)の名を冠するハナタレ。冷凍庫でキンキンに冷やして食後酒として楽しんだり、バニラアイスにかけたり、デザート酒としても楽しめます。
いかがでしたか?
我が家ではこれらの銘柄が手に入ると冷凍庫に入れてキンキンに冷やしてトロっとしたのをショットグラスに入れて楽しんでいます。
どの銘柄もハナタレならではの華やかさがあり、一度飲んだらその虜になってしまうかもしれません。
度数が高い上に希少な銘柄でもあるので、お気に入りの時間に少しずついただくのがいいかもしれませんね。
もし見かけることがあったら一度飲んでみて欲しい銘柄です。
いかがでしたでしょうか。今回はこの辺で、次回もお楽しみに!
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