【国際結婚】新婚生活は想像以上にキラキラしていない
国を引っ提げていろんな壁や違いを突きつけられる日々に向き合う毎日は想像以上に世知辛い。
初めに言います。私、甘ちゃんなんです。
人生のこと、考えも何もかも甘ったれです。
アメリカ人夫と結婚をして、日本語、日本の文化、価値観がわからない夫を支える目に見えない責任や重圧、"国際結婚をしている日本人枠"として日本社会で少数派として扱われ生きていく仲間はずれ感が私には重くのしかかり、そんなことなど何も気にせず、愛があれば問題ないさー!とパラレルワールドのお気楽な夫を横目に、"結婚していることで辛いから離婚した方がいい?"が毎日頭から離れず、時には何度も話し合い、葛藤を繰り返してきました。
そんな私ですが、それでも今も夫のことは愛しており、なんとか結婚生活を継続しています。
ただ、たくさんの壁に、違いに、何度も諦めそうになってきたのは事実です。
私がもっとネイティブみたいに英語ができたら?
彼がもっと日本語を私と同じレベルで話せたら?
結婚する前にもっと話し合ってお互いに覚悟を確認してればよかった?
いろんなタラレバも毎日考えました。
なぜこんなにも毎日つらいのか?!
言語、環境、文化、どれだ?!
やっと始まった私たちの人生。
幸せなはずなのに、心がつらい。
でも何に対してつらいのかもわからない。
あげく、そもそもこの人で本当によかったのか?!と疑い始める始末。
もうひとりでは抱えきれない孤独感に埋もれていき
結婚して半年後、気付いたら鬱になってました。
その時、ネットで同じ状況の人がいるか、すがる思いで調べたことがあります。
「国際結婚 辛い」「国際結婚 むずかしい やめたい」「アメリカ人夫と日本人妻」「国際結婚 文化の違い」「国際結婚 言葉の壁」
毎日毎日いろいろ探し漁ったけど、ぴったり当てはまって共感ができるものがなかった。
どこかに希望を探してた。
よく見かけたのは、外国人の旦那さんと結婚して、日本人の奥さんが旦那さんの国へついていき海外生活を始め、そこから、環境や文化、言葉の違いから奥さんが引きこもりがちになってしまう。というようなもの。確かにつらそうだった。
私は日本に在住しており、なんなら自分の生まれ育った地元にいる。
親も仲のいい友達もだいだい物理的に近いところにいる。
それは「恵まれている環境」っぽい感じがした。
ただ私の場合、親は「自分は昭和の人間だから」と、「もう嫁に出した側だから」と、近くにいるのに結婚してすぐ突き放されたし
友達には悩みを相談しようとすると、「でも国際結婚いいじゃん、うらやましいよ」と言われることが増え、気持ちを理解してもらえない気がした。
だんだんと周りと精神的に距離を感じるようになり、塞ぎ込んでしまった。
ただ自分が愛する人と結婚しただけなのに。
別に周囲の反対を押し切って駆け落ちをしたわけでもなく、順を追ってすすめたのに。
間違ったことをしている気持ちになった。
これから広がっていく新しい未来に胸踊らせていた私を横目に、現実は今まで繋がっていた輪からポイっと急に蚊帳の外に出された。
そう感じてしまった。
今後アメリカへ移住することも現実的には見込めないこともわかり
夫と生きるには、ここ(日本)しかなくなった。
色々な選択肢があると楽観的だった私は、面食らった。
日本で生きるには、私が腹を決める。
私が一生大黒柱になる。ただ、それだけのこと。
こんなことくらいでつらいなんて、お前は甘ったれだ!!!!
毎日、毎日言われました。
誰に言われたかって?
わたしにです。
私が私に呪いをかけてしまった。
「こんなことくらいでつらいって思うな。そのくらいわかってて国際結婚したんでしょ。」
そんな気持ちが、言葉が、私の心に棘として刺さり、毒となり、ゆっくりと蝕んでいった。
でも今は思う。
あなたの“つらい”は、あなたのものでいい。
誰かの“つらさ”とどうか比べないでほしい。
つらいときは、つらいって言っていい。
小さいも大きいもない。
頑張ってます。充分。
よくここまでがんばってくださいました。
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