身近なことこそ知らない
フィリピンに行った時もカンボジアに行った時も強く感じた。
貧困が…格差が…といって途上国ばかりに目を向けて考えていたけど、日本のことすら説明できるレベルで理解していなかった。
異文化に触れるのは楽しい。なぜなら、自分の常識が覆されることがわかりやすいから。
「おもしろい」という感情を味わいたくて、現地の人にたくさん質問した。国のこと、行事のこと、食事、文化、人生の捉え方。
でも、いざ「日本は?」と聞かれると、上手く説明できなかった。
なぜ正月におせちを食べるのか?居酒屋とは何か?… 当たり前で意味を深く考えてこなかったこと。自分でもなぜだかわからないこと。
私が「おもしろい」と感じたように違いに、知らないことを知ること、新たな価値観に触れることは他国の人にとっても楽しいに違いない。
だから、自分が受け取るだけではなく、「おもしろい」を提供できるようになりたい。正解はわからないことでも自論を伝えられるようになりたい。
どこに興味を持たれるのか知るためにも、人と話す機会は多く持ちたい。そして、同時に日本についての知識も身につける。
でも、一番初めにやるべきことは、自分について知り、発信できるようになること。
日本で若者の間で流行っていることは?人気のドラマは?でも映画は?歌手は?何か歌って聞かせて?好きな俳優やモデルは?
こんな質問にすら答えられなかった。
日本という国に興味を持ってもらったのに答えられなかったことに加えて、自分に興味を持ったことさえにも応えられない。
まずは、自分が自分に興味を持つことから始める。
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