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14期個人プロジェクト(2)


前回に引き続き、14期生の個人プロジェクトについて取り上げます。残すことあと3人!どんなプロジェクトを成し遂げたのでしょうか。


組織コミュニケーション【不二化成品株式会社様】

〈阿部萌々果〉
私は、不二化成品株式会社様と「組織
コミュニケーションを学生視点で活性化しよう!」というテーマで個人プロジェクトを行いました。更なる企業成長に向けて、社内から事業アイデアや業務改善が活発に提案される組織づくりを目指していきたいというクライアント様の想いを叶えるべく、まずは社内の現状を知ることから始めました。本社と各営業所を視察しに行き、社員さんから社内の現状や社員同士の関係についての悩み事を聞き出していく中で、最も課題感のある営業所に焦点を当てて、さらに細かいヒアリングを行いました。その中で、特に職務の異なる社員さん同士の関係に問題があり、それが社内の雰囲気や業務に影響を及ぼしていることが分かりました。そこから、その問題がなぜ発生しているのか、どのようにして発生しているのかを分析し、ある一つのサイクルのもとに問題が発生していることを見つけ出しました。そして、そのサイクルの中で、今回テーマに掲げていた「コミュニケーション」の側面で解決できる部分にさらに焦点をて、提言へと繋げていきました。

クライアント様と定期的なミーティングを重ねながら、職務の異なる社員さん同上の関係性が改善されるような施策を、学生ならではの視点で、かつ実際に社内で実行可能なもので考えました。そして、実際に施策を実施し、実施の前後で、社員さんの気持ちに変化があったかを調べました。施策実施を経て、関係性の良好度合いでコミュニケーションの方法が変えるべきであるということが分かり、関係性別に考える社員さん同士の関係性構築方法をまとめ、提言としました。

個人プロジェクトの活動を通して、私が一番学びになったと感じているのは、社会人との関わりです。クライアント様とのミーティングや多くの社員さんへのヒアリングを通して実際に働く社会人の方とお話しすることに慣れることができ、とても良い経験ができたなと感じています。また、個人で行うからこそ、より自分自身の行動力が試されることにもなり、責任感を持って物事に取り組むという面でもとても良い経験になりました。


若者と財団のつながり【公益財団法人ふじのくに未来財団様】

〈森島諒太〉
私は公益財団法人ふじのくに未来財団様と、「地域の若者(学生)が財団とどのような関わりを持てるか?持続可能な仕組みや新しいアイデアを企画・提案する」というテーマで個人プロジェクトを行いました。

ふじのくに未来財団様は市民コミュニテイ財団という、主に行政などでは対応しきれない地域の課題解決のため、寄付金の募集や、その分配などを行っています。活動の中で、主に若者層と関わりを持った経験が殆どないことが課題となっていました。地域から幅広く声を集めたい市民コミュニティ財団としては、声を聞けない層がいる現状は望ましくないとなり、プロジェクトとして立案されました。

私が行ったことは学生の現状分析です。
同年代であることなどから声を吸い上げやすい大学生を対象として分析を行いました。現状若者は出身地に残るよりも都会に進出してしまう事の方が多く、その傾向が地方からの転出超過問題として形に現れていることがわかりました。若者と関わりを作るためには、まず静岡県に残る若者がいなければ話にならないのではないか、と考え、静岡県に残る若者が少しでも増えるようにするために私にできることを考えました。その結果、生活の利便性や就職先、進学先など、自分たちの力だけでは解決できないような要因ではなく、静岡県への愛着よりも都会の魅力の方が勝ってしまっているのではないか、その関係が逆転すれば若者は静岡県に残る選択をするのではないか、と仮説を立て、若者が地域に愛着を持つ要因の調査を行いました。

調査の結果、地域に貢献した経験を得て、かつその中で地域住民との交流を行ったことが、愛着を抱かせる要因になるという結果が得られたため、これを基に提言を行いました。
プロジェクトの中で自分自身の行動の遅さや言語化能力の低さなど、見直すべき点が多く見つかりました。自分を見直すきっけかになった個人プロジェクトからは多くの学びが得られたと感じています。

〈小林真久〉





これにて、14期生の個人プロジェクトの報告を終わります。

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