漢字検定勉強法
漢字検定受けるぞ!
でも、どうやって勉強しよう?
そんな方に向けた記事です。
満点合格を狙うというよりは、
効率的に合格点を目指す方法をまとめています。
現役教員時代にもおすすめしていた勉強法です。
ズバリこの2点
どうやって勉強するか?
おすすめしているのは、以下の2つ。
以下、解説していきます。
①過去問を解く
最初にやってほしいのはこれです。
とにもかくにもまずはコレ。
過去問を解く。
メリットは以下。
よく、「過去問は力試しだから本番直前に解きます!」って人がいるのですが、危険です。
なぜか?
がむしゃらに勉強してしまったら、効率よく点数が取れないからです。
先に過去問を解いておけば、「読み」や「書き」問題がどのくらいの分量で出て、配点がこれくらいで、っていう問題の傾向がわかります。
先に知っておくことで、対策できるんですよね。
過去問は、先に解いておくべし。
ちなみに、過去問を手に入れる方法ですが…
漢字検定のホームページからダウンロードできますし、学生さんの場合は、学校に過去問のストックを置いていることも多いので、国語の先生にお願いするのもアリです。
②苦手かつ高配点の問題を狙う
2つ目はコレ。
苦手かつ高配点の問題を狙う。
最初に、過去問を解いたはずですよね。
そのあと、必ず自己採点をしてみてください。
合計点と、大問ごとの得点を計算してみてほしいです。
大事なのは、大問ごとの得点の方。
ここに合格への近道が潜んでいます。
大問ごとの点数を出すと、正解できた問題、できなかった問題が出てきますよね。
正解できた問題は、もうできているから勉強しなくてもいい分野。
できなかった問題、つまり苦手分野が、これから点数が伸びるところです。
伸びしろです。
で、もう1つの視点、「高配点」について。
漢字検定の問題には、1点問題と2点問題があります。
同じ10点を取ろうと思うと、
1点問題 → 10問
2点問題 → 5問
がんばる必要があります。
1点問題で10点を取るためには、10問がんばらないといけません。
それなら、2点問題で5問がんばった方がお得じゃないですか?
だから「高配点」の問題はねらい目です。
どの問題が高配点なの?って話ですが…、配点は、漢検の過去問に掲載されています。
級によって細かいところは違うので、漢検のHPで確認してみてほしいのですが、以下に3級の場合の配点をまとめてみました。
「読み」と「部首」が1点、他が2点です。
え、じゃあ「読み」と「部首」以外全部やらないといけないの?
いいえ、そんなこともありません。
合計配点に注目してみてください。
ばらつきがありますよね。
2点問題で合計配点が高い順に並べてみると、
40点…書き
30点…同訓異字
20点…熟語の構成、対義語類義語、四字熟語
10点…共通する漢字、送り仮名、誤字訂正
同じ2点問題でも、合計配点はかなり違います。
たとえば、
「書き」を完璧にマスターした場合と、「共通する漢字」を完璧にマスターした場合。
「共通する漢字」の場合は、どれだけ完璧でも最大10点しか獲得できません。
それなら、合計配点の高い「書き」を重点的にやった方がお得です。
ここに、あなたの「苦手」を組み合わせてみてください。
「苦手」かつ「高配点」の問題を徹底的に解いてみること。
漢検の問題集は、「読み」の問題から始まることが多いですが、
最初の1ページ目から解くより、「苦手」で「高配点」の問題から解く方が効率的よく点数が取れるかと思います。
問題集はどう選んだらいい?
漢検、勉強したいけど問題集たくさんあって選べない…。
どんな問題集がいいの?とよく聞かれます。
いろいろあって迷いますよね。
チェックしてほしいのは、以下2点です。
なるべく最新のものを、というのは、
数年ごとに問題形式や出題される漢字が更新されるからです。
なるべく最新のものを選ぶようにすれば大丈夫です。
本屋さんに並んでいるものはだいたい最新なので大丈夫。
図書館やネットショッピングで探す方は、本の後ろの方に出版年が書いてあるページがあると思うのでチェックしてみてください。
もう1つ。過去問やチャレンジ問題(模擬試験)がついているもの。
過去問もしくは同じ形式の問題があると、実力試しになります。
解けば解くほどできるようになるので、問題集についているか、チェックしてみてください。
それ以外は特にこだわらなくていいかなと思います。
中身、そんなに変わりません。
表紙の感じがいいから、とかで大丈夫だと思います。
私は上の2つを見た上で、最終的に表紙のデザインで決めてました。
勉強のモチベーションが上がる問題集に出会えるといいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?