働くために、働いてた【お金のはなし】
突然ですが…
何のために働いているの?と聞かれたら、どう答えますか?
私は「お金を稼ぐため」と答えますかねぇ。
お金のために働いている
こんにちは、元国語教員、現ライターの国語の庭です。
お金のために働くって答え、冷たすぎますかね?
夢を叶えるため、とか、人の役に立つため、とか言えたらいいのかもしれませんが、私の場合、正直仕事に対するモチベーションはそこまで高くないというか。
働かなくていいなら、働きたくない。
っていうのが今の私の正直な気持ちです。笑
ある程度自分が快適に暮らせるなら、そこまでお金を稼ぐ必要ってないかなぁ、と思っています。
家計簿アプリを眺めて気づいたこと
社会人になってから、家計簿アプリを利用してきました。
ただ、気合いを入れて細かく入力した月もあれば、そうでない月もあります。
だから毎回正確な数字がわかる!って感じではないのですが、それでも振り返るといろいろ「この出費はあのイベントのやつだ」とか「そういえばこれを買ったなぁ」とかアルバムのように思い出せるので、時々振り返ると記録しておいてよかったなと思っています。
最近そのアプリをまた見返してみたところ、新たな発見が。
それは、教員時代と今ではお金の使い方が変わったな、ということ。
収入面で見ると、圧倒的に教員時代の方が多い。
でも問題はそこではなくて。
目に留まったのは、支出面の方です。
これも、教員時代の方が圧倒的に多かったんです。
今と比べて、支出金額がべらぼうに高い。
何にこんなに使っていたの?
気になって、調べてみることにしました。
教員時代と今の支出の違い
教員時代と今の生活の、ある月の支出を比べてみたところ、こんな感じになってました。
(ざっくりとした金額です)
家賃、食費、日用品、光熱費はほぼ変わっていないので省略しています。
注目したいのが、赤字で書いているところ。
交通費から下の項目です。
これらの項目、教員をやめてからゼロになりました。
交通費
2万円、ガソリン代でかかってました。
田舎で車社会なので、電車やバスは利用していません。
主に使っていたのは通勤時ですが、土日の部活遠征でも使っていました。
学校の近くに住めばもう少し少ない金額になったのかなとは思うのですが、精神衛生上、勤務校から離れた地域に住んでいました。
美容・被服費
3万円かかってました。
主な項目は、美容院、化粧品、仕事着(ジャージ、スーツ含め)ですかね。
美容に興味があるというよりは、「教員として身だしなみをきちんとしていないと」って思っていたので、この金額です。
中でも特に困ったのは「仕事着」。
1年目の時はずっとスーツで出勤していたのですが、年数を追うごとにそうもいかなくなりまして。
何にせよ動きづらいし、夏は暑くて冬は寒かった。
俗に言う「オフィスカジュアル」の服を買って、着まわしていました。
でもその服もすぐ汚れるし、よれよれになるし、ずっと同じ着回しをしていたら「またその服?」って見られるのも嫌で、毎月新しい服を買っていました。(オシャレじゃないので、服選び、かなり難しかったです。高くてかわいいキレイな服を買っても結局汚れてしまうし、プチプラを買うと他の先生とかぶるしで…)
あと、部活を持っていたのでジャージ、あとスーツも何かと汚してしまうので何着も持っていました。
今思うと、あんなに買わなくてよかったかも…。
(教員を辞めたあと、ごっそり処分しました。)
交際費
2万円。
これは飲み会代や部活で遠征に行った時などのお土産代です。
今ではもうなくなってしまった「飲みニケーション」(もう死語ですかね、これ)文化があったので、高確率で飲み会が開かれていました。
あと、お土産代。職員室用に毎回買うと結構な出費でした…。(でもそういう風習があったんです)
おつまみ代
1万円。
これは私個人の、毎日のひそかな楽しみでした。
毎日仕事終わりにコンビニに寄って、おつまみを買って帰っていました。
缶チューハイのときもあるし、プリンの時もあるし、ビーフジャーキーのときも。
これくらい許してくれ、って感じで買っていました。
毎日これが楽しみで働いていた節はあるかもしれません。笑
書籍代
1万円。
本代はケチらずに、買いたい本があったら迷わず買う、と決めていました。
勉強代として。
教材研究に関する本とか新書とかビジネス本とか、学級文庫に置きたいなと思った本、数えきれないくらい買っていたと思います。
本棚が足りなくなるくらい。
ただ、買って満足してしまった本も数多くあります。
今はそのほとんどがメルカリ経由でどなたかの手元に届いているはず…。
今の支出
今は、本当に必要なものだけ、最低限の生活になりました。
支出、めっきり減りました。
ライターの仕事は在宅なので、交通費はかかりません。
人前にも出ないので、服もあるものでオッケー。
同僚がいないので交際費もゼロ。
コンビニにも数えるほどしか行かず。
本も、買わなくなりました。
(本当に読みたい時だけ買うとか、時々図書館で借りるくらい。)
教員を辞めて今の働き方になってから、収入も減りましたがその分お金を使うこともなくなりました。
教員時代の9万円
家計簿アプリを見返すと、だいたい毎月9万円くらい、今より出費がかさんでいます。
収入もしっかりあったけど、その分出費も多かった教員時代。って感じです。
収入があったからそんな生活ができていた、と取ることもできるかもしれませんが、今振り返ると「その出費、いる?」と思う項目の方が多いです。
仕事終わりのコンビニとか、「別に買わなくても」と思いますよね。
教員じゃなかったら、あの大量のジャージやスーツはいらなかったかもしれない。
趣味でないオフィスカジュアル服を買わなくてよかったかもしれない。
がんばって働いて稼いだお金を、仕事のために使っていたなぁと思います。
仕事で着る服を買うために働いている、みたいな感じ。
好きなことのためにお金を使えていない感じ。
ほんとに、働くために働いていたなぁ、って感じです。
そんな感じで、お金について振り返ってみた記事でした。
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