国語教育と文法研究 リンク集
自分用に作成していたリンク集を公開します。
学校文法について
国語教育に、文法研究がどれほど役立つのかという問題提起があります。このことには、実はかなり深い構造的問題があるので、私の知る限りのことを、ちょっと連続でツイートしてみます。文法研究の歴史と、分野に関わる問題です。 https://t.co/D6R7M3Gvc6
— yhkondo (@yhkondo) January 25, 2019
しばしばTLで話題になる、「国語教育における"文法と読解の乖離"をどう克服するか」というテーマも、その解決策の一つは、「記述力の養成と文法理解の連動」にあるのではないか。文法を理解しながら記述力を鍛え、記述力を鍛えながら文法を理解する。まだ腹案に過ぎないが、いずれ具体化していきたい。
— 小池陽慈 (@koike_youji) February 5, 2019
RTs 個人的な見立てでは、国語教育での「文法指導」という領域は、「文法ヲ指導する」ではだめだよね、「文法デ(文章を)指導する」にならなきゃいけないよね、と言い続けて、結局「文法ヲ指導する」を抜け出せていない、というのが明治以来の歴史なのではないかと……
— KAMMERA Yuta (@mera85326) January 29, 2018
橋本文法の不備は橋本進吉自身がよく理解しているの。この体系の意義はシンプルであることと、古典文法への接続。日本語の本質をよく捉えているのは日本語(教育)学の分野だ。
— もぐら (@kokugo_no) May 7, 2023
国語教育で文法等が毛嫌いされるのは,言葉「を」知る段階で授業が終{わってしまう/終えてしまう}ことにあると思う。
— 清田朗裕(KIYOTA Akihiro) (@Akihiro_KIYOTA) December 25, 2021
日本語学研究者が日本文学研究者に比べて国語教育に貢献できていないのは,「言葉{で/から}教育」するためのアイディアをあまり提供できていないことに,一つの要因がありそう。
あとは,「求めすぎ」問題かな。
— 茂木@主に連絡用 (@tmogi_nichibun) January 22, 2019
「学校文法のここがダメだ」的言説は容易だが,「どんな体系・項目なら*教育的に*適切な内容か」という議論には至らない。説明力を上げると内容は複雑になり,学習コストも上がる。日本語学の内部でもこの前提は未だ必ずしも共有されていない。
読解、接続詞など
古典文法
高校生向け古典文法書における文法用語・文法説明のゆれについて
古典文法の学習参考書を読む—古典文法研究者の立場から—
古典和歌の解釈における文法的な誤訳について
(講演)日本語史の研究と「古文」「漢文」—そもそも,古文・漢文って何?—
日本語学の活用方法 : 国語科教育のために
古典文法研究と古典文法教育 : 動詞の活用についての実践例
例1:これは既にツイートした例ですが、夏目漱石が好きであれば、彼が書いた手紙を読みたいと思うことがあるかもしれません。その時には、古文・漢文の知識が必要になります。#こてほん
— 田中 草大 (タナカ ソウタ) (@_sotanaka) November 20, 2019
勿論、高校生が変体漢文を読みこなせるよう教育せよと主張するのではありません。私が言いたいのは、近代以前の日本の文字遺産として文語文・漢文が沢山あるということは、我々が「過去の日本」に触れたいと思う時、文語文・漢文の技能が求められるケースがそれだけ多いということなのだ、(続く)
— 田中 草大 (タナカ ソウタ) (@_sotanaka) November 21, 2019
文法史と文法史研究 ―「古典文法」の背後にある面白さ―
書籍・論文
『大和物語』諸段の解釈をめぐって—日本語学からの貢献—https://bibdb.ninjal.ac.jp/bunken/ja/article/100000188801
国語教育の文法と日本語教育の文法https://bibdb.ninjal.ac.jp/bunken/ja/article/200000200716
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