予約が取れないキャンプ場経営者と考える、若者たちの「疲れ」
「平日は会社、週末のたびにここに来てテントで寝泊まりしながらキャンプ場を作りました」
広川康 私は新潟県長岡市の生まれで、学生のときに上京して、そのまま電機メーカーに就職。40年ほど東京で暮らしました。キャンプ場を作り始めたのは2005年、49歳のとき。当時、夫婦二人で月2〜3回はキャンプに行っていたのですが、お気に入りのキャンプ場が閉鎖してしまったんです。
それからはいろいろなキャンプ場を巡りましたが、どうも居心地が良くない。雰囲気やルールがしっくりこなくて、それなら