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「ミステリと言う勿れ」鑑賞記

皆さん、おはこんばんちは。

映画「ミステリと言うなかれ」を観て参りました。
その鑑賞記です。


ミステリと言う勿れ 鑑賞記

観に行くきっかけ

田村由美さんの原作漫画は読んだことはないんですが、フジテレビの月9ドラマ(2022年1月10日〜3月28日放送)を観てからどハマリしてしまいました。
今回の映画公開に合わせて制作された土曜プレミアム枠の特別編もメチヤクチャ面白かったので、映画も絶対観に行こうと決めていました。

私はいま単身赴任中でして、9月23日㈯〜28日㈭まで福岡出張で自宅に帰ることになっていました。
土日は休みでしたので、その時に妻と観に行ってもいいかな、と思ってましたら、こんなラインが来たんですよ。

なので、速攻で返信しました。

そうしましたら、こんな返信が来たので笑っちゃいました。

ちゃんちゃん😆
(瀬田さくらではありません藁)

原菜乃華ちゃん

もう一つ。
この映画を絶対観たいと思ったのは、菅田将暉相手役のヒロインとして、原菜乃華ちゃんが出演するというのも大きな要因でした。

原菜乃華ちゃんは、アニメ映画「すずめの戸締まり」のヒロイン・鈴芽役を演じた時から(正確には「真犯人フラグ」で西島秀俊さんの娘役だった時から)〝推し〟になっていましたので、ゼッタイ観に行こうと思ったという訳です。

菜乃華ちゃんは鈴芽役にオーディションで受かり、それに続いてこの映画でもオーディションでヒロイン役を勝ち取った訳ですから、実力はホンモノでしょう😍


ストーリー

映画公式サイトより
https://not-mystery-movie.jp/

それでは。
鑑賞した感想を語って行きますが、盛大なネタバレとなります。
実はストーリーと共に配役陣を記入していたんですが、その配役表も何気に微妙なネタバレとなっていますので、以下の「ネタバレ注意」の枠内に納めました。
ネタバレを回避されたい方は↑上の目次まで戻って「ネタバレ終了」までジャンプして下さい😉

ネタバレ注意

登場人物/配役=役柄

久能くのうととのう/菅田将暉=主人公
狩集かりあつまり汐路しおじ/原菜乃華、川田秋妃(幼少)=ヒロイン。狩集家の遺産相続候補者の1人
車坂くるまざか朝晴あさはる/松下洸平=狩集家お付きの弁護士の孫であり、汐路の初恋の相手
狩集理紀之助りきのすけ/町田啓太=臨床検査技師。汐路、ゆらのいとこで、狩集家の遺産相続候補者の1人
波々壁ははかべ新音ねお/萩原利久=汐路、ゆら、理紀之助のいとこで、同じく狩集家の遺産相続候補者の1人
赤峰ゆら/柴咲コウ=汐路のいとこで、狩集家の遺産相続候補者の1人
狩集ななえ/鈴木保奈美=汐路の母。
狩集わたる/滝藤賢一=汐路の父。8年前に交通事故死
赤峰一平/野間口徹=ゆらの夫
鯉沼鞠子まりこ/松坂慶子=汐路たちの亡くなった祖父・幸長のいとこ
真壁軍司ぐんじ/角野卓造=狩集家の顧問税理士
車坂義家よしいえ/段田安則=狩集家の顧問弁護士。朝晴の祖父
志波しば一巳かずみ/でんでん=広島県警の刑事。8年前の交通事故を担当
犬堂いぬどう我路がろ/永山瑛太
青砥あおと成昭なりあき/筒井道隆
池本優人ゆうと/尾上松也
風呂光ふろみつ聖子/伊藤沙莉
君原奈津子/松嶋菜々子=狩集家の生き残り
狩集幸長ゆきなが/石橋蓮司(写真出演)=汐路たちの祖父。故人。遺言書で汐路たちにお題を出した
宝田完次かんじ/ダンディ坂野=鯉沼鞠子の弟。物語のカギとなる、あるものを作っていた
劇団主宰者/春風亭昇太
松本若菜(声の出演)=「鬼の集」ナレーション

観終わった後の感想

観終わった後の率直な感想は、
「面白かった!」
独自のストーリーでありながら、尚且つ往年の推理小説を思い起こさせてくれるような設定も散りばめられていて、新鮮さとノスタルジックさが両立していると思います。

遺産相続を巡って殺人事件が起こるのは、ととのうがそれを聞いた時に「犬神家の一族…」と呟いたように、私がティーンエイジャーの頃に夢中になって読んでいた推理小説と、それを原作として制作された映画を彷彿とさせる設定でした。

謎が明らかになる展開

ストーリーとしては、汐路ら相続候補たちがいがみ合っているところから、徐々に協力して謎の解明に取り組んでいくという展開が面白かったですね。

その中で、「鬼の集」という舞台劇のチケットが見つかり、そのストーリーが狩集家の実話を元にしているのでは? とととのうが推理したところから急展開となります。

私もここで、名家を乗っ取った鬼と2人の部下という設定から「はは~ん、犯人は狩集家の弁護士と税理士か」と推理がつきました。
観終わった後、劇場を出た廊下で若い女の娘たちが
「途中で松下洸平が犯人って分かったよね!」
と話しているのが聞こえて来て、皆んなそうなんだな、と思いました😆

整のセリフ

ととのうのセリフは、これまでのドラマと変わらず、いいですね~😍

特にラストで、汐路に向かってカウンセリングを受けたら良い、と語りかけるところ。
欧米では、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を受けた人は、必ずカウンセリングを受けるものだと話します。
しかし、日本人はすぐ「根性論」に終始してしまうところがある。

「弱くて当たり前だと誰もが思えたらいい」

これは本当にいいセリフです。
私は常々「辛かったら逃げればいい」というのを信条に生きてきましたから(草)、実に共感できる名セリフでした。

他にも、 

「子供って乾く前のセメントみたいなんですって。落としたものの形がそのまま跡になって残るんですよ」

これは菅田将暉がテレビのインタビューで、

「田村先生はこのセリフが書きたくて、この物語を書き始めたんじゃないかなと思う」

と語っていましたが、本当にいいセリフです。

また、絵を書いていたけど、「下手だと気付いたからやめた」という汐路に、

「本当に下手なときは自分が下手なことにも気づかない、気づくのは上達してきた時。だから下手だと思った時こそ伸び時です」

「マイナビニュース」https://news.mynavi.jp/article/20230217-2580525/


これらもすごくいいですよね。
私の子供はもう3人とも成人していますが、孫ができた時に語りかけてあげたい言葉が、この物語には溢れています。
孫が漫画を読める年頃になったら、このコミックス本セットをプレゼントしてあげようっと😆

エンドロール後に…

映画「ミンナのウタ」鑑賞記でも書いたんですが、物語が一段落ついてエンドロールが流れ始めると、その時点で席を立って帰ってしまう人がいるんですよね。

私は以前から、それは映画の制作陣に失礼だし、エンドロール後にオマケ映像が挿入されることもあるので、もったいないじゃないか、と思っていました。

すると、私が好きなインフルエンサーの「坊主」さんのポストに、

というのがあって、あ、私だけじゃないんだなと思いました!😆

この「ミステリと言う勿れ」で私が観た回でも、エンドロールの時に帰ってしまった人がいました。

しかし、エンドロールを見ていてキャストの中に、ドラマで刑事役だった3人、
筒井道隆
尾上松也
伊藤沙莉
があったのを見て、
「あれ? 出てきたっけ? 回想シーンとかなかったような…」
と思っていたんですが(ちなみに女房もそう思ったそうです😍)、エンドロール後に、警察署で犬堂我路の行方を追っている刑事たちのもとに、狩集家の殺人事件にととのうが関わっていたことが報告されて驚くシーンが挿入されていました。

その後にも、クルーザーに乗っている我路に汐路からメールがとどくシーンもありましたから、あー、これ観ずに帰った人もったいな〜いと思いましたね😉

ですから、↓ネタバレ後にネタバレしない範囲で「エンドロールが終わるまで席を立つな!」と書こうと思いますし、これを読んで「そうだそうだ」と思った方は、これから観に行くという人にアドバイスしてあげてください😉



ネタバレ終了!


という訳で。
「ミステリと言う勿れ」
本当に面白かったです。
まだ観に行ってないという方は、ぜひ行ってみてください。

ただぁし!
一つだけ、これから観に行く人にアドバイスがあります。
それは…

「エンドロールが終わるまで席を立つな!」

これは観終わった後に、なるほどと思っていただけるはずです😉

ではでは。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDestiny!


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