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初めての中南米生活 キューバ生活最初の1週間

さて5日間の隔離生活も終わり、今週から勤務開始とともに生活の立ち上げも始まりました。住居探し、SIMカードの購入、両替。。久しぶりの社会人生活、初めてやる仕事にも慣れず日々に溺れかけていますが、それ以上に生活立ち上げにも戸惑いが多くてようやく1週間が終わるのか、と少しほっとした気持ちです。隔離が解けたとはいえ、キューバは現在コロナの状況がよくないので、規制のフェーズ1に戻っておりレストランやカフェが開いておらず、職場と家(しかも道路を挟んだ向かい側)の往復しかできていないのですが。先週末少し家の周りを歩いた感じでは、カラフルな景色やタイムスリップしたかのような風景に、なんとも不思議な異国情緒を感じました。

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学生時代、私が卒業した2017年はまさにオバマ政権下で米キューバ国交回復により、キューバに卒業旅行に行くというのがある種の流行になっていました。例に漏れず、キューバに行くことも一生ないだろうと思い私も友達と二人で10日ほどキューバを旅行したのがもう4年半前。私も含め、キューバの今の姿が見えるのはもう最後だ!と旅行者が詰めかけたわけですが、その後トランプ政権で関係が悪化、バイデン政権下でも引き続き経済制裁が延長されているのに加えてコロナでキューバ経済を支える観光業が大打撃を受け、キューバは今深刻な経済危機、物不足に悩まされています。同僚たちからとにかくものがない、と話を聞いていたのでスペインからできるだけたくさんのものを持ち込みました。今はホテル生活で外に出ることもないのですが、確かにスーパーには生活用品で必要になりそうなものがなかったり、食べ物も生鮮食品(肉、魚、野菜)、砂糖や塩、調味料など基本的な食材が何もないのに驚きました。

家探しや車探しもかなり難航していて最初は10日間だけホテルにいる予定が1週間延泊し、このまま長引けばさらに滞在を延長することになりそうです。何事も進まない生活の立ち上げにストレスもたまりますが、ホテルのスタッフの人たちともだんだん顔見知りになってきて、フレンドリーでいい人が多いように感じます。朝食のレストランでご飯を取り分けてくれるトニーはあそこにいる人も日本人だよなぜか紹介してくれたり、夜ご飯のレストランの近くの警備のおじさんは1日一つずつ日本語を覚える!と言って、ありがと、おやすみ、と言ってます。隔離中に部屋に掃除に来てくれていたおばちゃんは、私が持っているミニギターを見て、彼女の旦那さんがミュージシャンである話をしてくれたり。なんだかとっても人懐っこい人たちだなあと心が温まります。とはいえホテルでアリが出て部屋を変えたりハプニングもあるのですが。。でも仕事から疲れて帰ってきた時にベランダから見える海と夕日は毎日の癒しです。

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まずは住居が早く決まるといいなあと思いますが、車をどうにかゲットして行動範囲を広げて旧市街の方にも行ってみたいし、少しずつ慣れてきたら職場の外にも友達を作りたいのでサルサとかキューバらしい趣味を始めたいなあと思っています。とりあえず早くコロナの状況が良くなって、レストラン、カフェ、趣味のクラスなどが開きますように!
(下の写真は近くの道で見かけた映画劇場。ここも行ってみたい!)

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記事を読んでいただきありがとうございます!日々の中で感じたこと、考えたことをつらつらと書きとめていきたいと思います。