見出し画像

NHK子供向け:はなかっぱ

安定と不自由

話し方や書き方などのスキル面でいうと、王道があります。

結論から言う、ということです。

私は結論から言うことは意識的にあまりしていませんが、今日は結論から。

安定は不自由さを伴うということをお伝えします。

私たちは大体において安定を求めがちです。

それ自体に良し悪しはないのですが、安定を求めつつ、自由を求めていくと、両立しないことを知っておく必要があります。

安定した生活は?

例えば、経済的、時間的な安定を求めて、見事手に入れたとします。

好きな時に、好きなことをやれて、全く明日の心配もせず、翌年の不安もなく、一生安定する見通しが立っている状態を想像します。

これは一見自由に感じると思いますが、実は、本人の中では自由ではありません。

全てやれてしまうことが不自由なのです。

どういうことかというと、何でも思い通りにやれることが、思い通りにやれないことを克服するという楽しみを奪うというものです。

同じゲームをやる

ゲームに例えるならば、レベルがマックスの状態で、どんなモンスターも一撃で倒す格闘ゲームみたいなものです。

しかも、相手はこちらを攻撃してきません

なのでボタン一つで終わってしまいます。

そんなゲーム楽しくないはずです。

最初は心地いいかもしれませんが、その一撃ゲームをずーーーっとやる、となると絶対的に「飽き」がきます。

しかし、そのゲームのステージに「安定」している状態のため、ずーーーっとやり続けなければなりません。

これは、自由な状態ではありません。

強いて言うと、ゲームを変える、ということは少なからず「安定」を壊す、というものになります。

どんなゲームをやろうかな、と考えることは自由ですが、どのゲームもはっきりいって最強レベル。

レベルを選択する自由だけはありません。

その段階に達成してしまったら、不自由になってしまいます。

不安定は面白い

なんとなく伝わればよいのですが、人生として捉えると、若干の不安定さがあった方が、面白かったりするものです。

ジェンガが奇跡的なバランスで成り立っているのを見ると興奮するようなものです。

ゲームの話に戻すと、不安定さとは、レベルが低い状態のこと。

レベルが低いからこそ、上げようという努力が必要になり、レベルが上がると楽しくなってきます。

もし、私たちのレベルが今、私たちがクリアしようとするゲームの初期段階、あるいは中期段階であれば、まだまだ楽しめる余白が残っているということになります。

逆に終盤になっている、あるいは何度もクリアしすぎて最強になっているのであれば、一旦ゲームを変える、あるいはゲームの攻略本を考えて、それを人に教える、などといった全く別のアプローチをとると、「やったことがない」「不安定」な状態なので面白いと思います。

同じ場所に立ち続けて、同じことを繰り返し、不自由さを抱えていると感じたら、移動しながら、ワクワク、ドキドキを探してみましょう!


P.S

子どもと一緒に、「はなかっぱ」というNHKのアニメを観ていた時、OPで

「わくわく、どきどきしたくなったなら~♪」

と歌っていたので、今回の記事になりましたw

どこで、なにがつながるか分かりませんねww!

虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。