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ちょっとヤバい奴

 突然ですが、独り言って多いですか?私は多いです。1人になるとすごく話します。話している時は、大体考え事をしています。

「あれはこうではないか、いや、違うのではないか、そもそも否定するから抜け出せないのではないか」などなど。

独り言は危険?

 独り言について調べると、メンタル的に危険な信号という見方が多いようです。不安からくるもので、早めな対処がいる独り言もあるようです。

しかし、意識して敢えて独り言を言う、ということになると話が変わってきます。以前コーチングを受けた時、相手は何も言いませんでした。コーチングを受けているのか、独り言を言っているのか、分からないくらいのレベルです。

最後の方に一言「本当に?」とだけ聞いてきました。それが達成できると死ねるか、というような内容です。今にして思う、相手は話さないことで、私自身に考える時間、考えを整理するために、敢えて話をさせていたような気もします。

・・・いい解釈をしました(笑)。

 しかし、極端な話、声に出しつつ、自分との対話をするということは、脳内で考えるのが限界に来ている、ということです。ですから、声に出して、自分のこころだけではなく、耳でも聴くという作業が必要になるのです。

 「違う、あーじゃない、こーじゃない」と、私たちは脳内で普段物事を考え、言葉にしています。

 意識している、していないに関わらず、一旦脳内に考えたことを、言葉にしているのです。(その速度が早かったり、遅かったりはしますけど。。LABプロファイリング的には主体行動、反応分析に分かれるところ。)

圧倒的なスピードで解決する 

 つまり、独り言を意識的に言うということは、思考→発言の極致です。考えた先から言葉にしていくのです。そうすることで脳内で思考をいう手間を取らず、スピーディーに考えをまとめ上げることができます。

さらに、ICレコーダーや携帯の録音機能を使い、自分の発言を自分で聞き直し、気付くこともありますので、とても便利な独り言です。あくまでも意識して、考えを整理するため、独り言を言うと決めて実行するのはOKという見解です。

習慣作りへ応用したこと

 これを習慣に落とし込むと、楽しくないことを言うという手法が使えます。以前はよくやっていたのですが、習慣付けたい行動をさぼりそうな時に独り言を言うとさぼりにくいという方法です。

 例えば、ベースを弾くの今日はキツイな、疲れたし、ちょっとだけ気分転換にゲームしようかな、と「思った」とします。そこで独り言です。

・「練習しないってことは結局何も変わらないってことよね?」

・「ださっ」

・「練習しないから失敗する、失敗するから練習しないってのは悪循環の極み」

・「どこに向けて練習してる?」

などなど、1人で言うのです。

ケンカ相手が自分なら

 これが他人に言われようものならケンカものですが、あくまでも自分への問いかけ。腹は多少立ちますが、言っているのは自分であるため、どうしようもありません。この自分で自分の聞きたくないことを言うというのは、結構効果的でした。私たちは簡単な未来なら予測できるのです。練習、あるいは行動をしなかったらどんな結果が待っているのか。・・・おわかりですね?

目を背けることが問題

ダイエットもそうです。

 運動しなければいけないところを運動しないと太りますよね?

で、太った結果膝を壊しますよね?

今しかないんじゃないですか?

年齢を重ねていくと今とは身体の中身が違い、ますます運動しない習慣がつき、ますます、きつくなりますよね?

今が一番良い時期というのは未来から見て分かることでしょ?

それでも、今の安全、安心に甘んじていいのですか?

 みたいな問いかけを声で自分に行うのです。私が言ってもいいのですが、、、腹立ちますよ(笑)。

私は今肉体改造中なので、自分に言っていますけど、イラッとします。

書くのもOK

 本日は習慣化のために独り言を利用するという方法でした。もし、独り言を言えないという環境であれば、書いてみるのもいいでしょう。ただし、書くとなると、ペンと紙がいるので、時間がかかります。

 さぼりそう→独り言で嫌なこと言ってやろう、の方が行動としては早くなりますが、いずれにしても、自分の脳内の中で完結するということはさせないことが必要です。

 今までやってきたこととあまり変わらないため、自分を客観視できるツールとして使って頂ければなんだっていいのです。

 という訳で本日のおまけは、「効果的に習慣付けるあなた自身への質問シート」です。(メルマガ会員様のみ)。


習慣コントロールで笑顔溢れる人生を!


こころと言葉

礒村 博之


こころと言葉HP:http://kokorotokotoba.com/

虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。