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先延ばしの罠

全員先延ばす?

 私たちはついつい行動を先延ばしにしてしまいます。

「私たち」と括らせていただきましたが、思い立ったら即行動、の人も落ち着いてみてください。

恐らくそれはこのバイアスと言われるものにかかっていると思います。

それは「現在バイアス」です。

現在バイアス

 これは目の前にある事柄を過大に評価してしまい、未来にある満足よりも、現在の満足のほうを優先してしまうこととされています。

つまり、先延ばし癖がある人は現在の満足を優先していますし、即行動の人も未来へのリスクを避けるという意味で「よく考える」という行動より現在の満足、この場合はとにかく飛びつく、というものを優先していると考えれば、「私たち」はついつい行動を先延ばしにしている、という結果になるのです。

先延ばしの弊害

 この先延ばしは色々な弊害を含んでいます。小さな行動を先延ばしにしたことで、7日後に終わる量のない細々したことに襲われたり、1ヶ月後にまる2日かかる仕事になり、休日をつぶしたり、1年後に大きな金銭的損をしたり、といった具合です。

私たちは先延ばしがあまり良くないことだとは分かっています。

場合によっては「戦略的先延ばし」として有効に働くこともありますが、大体においてあまりいい結果を生みません。

先延ばし対策?

対策として、To Doリストを作ったり、手帳を書いてみたりとします。中には行動を忘れないように「モノ」を買うという人もいます。例えば、ダイエットのためにダンベルを買ったり、ですね。

これがあると「やらなければならない環境」になりますが、次第に先延ばしのワナにハマっていき、やらなくなるのです。

習慣VS先延ばし

先延ばし癖がある人は望む習慣も付きにくいです。

望む習慣は、大体において未来の理想です。逆にそのための積み重ねは現在の苦痛、とは言わないまでも、現在のあまり結果が現れない行動です。

そして、目の前にはたくさんの現在即価値が得られそうなものがあります。お菓子、ゲーム、パソコン、などなど。で、先延ばしが行われる訳です。

今、10万貰えるなら、未来に貰える12万円を放棄するわけです。

未来は不確定なものなので。確実に今貰っておきたい訳です。この現象を防ぐためには私たち自身が本当に何を考える必要があるかを考えることが対策です。

本当の目的を考えるが重要

 そのためにはやはり人生の目的が必要になります。ここで習慣化の基礎、一歩目である目的に沿った目標の立て方が役に立ってきます。

先延ばし対策にメモや新しいツールは不要で本当に必要なのは人生の目的です。

今止まって考えることで、将来の莫大な利益、メリット、理想、を手に入れることが出来ます。

不確定な未来ではなく、確実性を1%でも上げた未来を描いていきましょう!

虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。