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病とともに

 発病から2か月半、節分そして立春を迎えました。
最近は、まだまだ趣味の領域ですが、動画やフリーBGMなどの作成や前回の記事でご紹介したポイ活、そして温泉でゆったり過ごす毎日です。

 自然豊かな静かな環境を散策するだけでも心癒されるものがあります。空気もおいしいし、解放感もある。時間の流れもゆったりしていて、温泉も入り放題、そんな環境です。

 そうした環境での生活のなか、図書館にも足を運んでいます。ある本を読みながら、発病してから今に至るまでを俯瞰してみました。

 実は発病前はAI(人口知能)についてあまり関心がありませんでした。発病してから、なにひとつ気持ちの湧かない「無」の状態から、限局的な関心とマイペースでないと体調に影響する状態を辿ってきました。今は、マイペースでないと体調に影響することには変わりはありませんが、発病前と比較して考える力の衰えを感じるものの関心が湧くようにはなったのかなと感じます。

 病気に関しては、発病した今のテーマは「どう生きていくか」です。発病してからもいろんな出来事と遭遇している、さまざまな出来事そのなかのなにかしらヒットしたことが、次の目標へのキッカケになるのかなと思っています。動画を作成してSNSで発信しての視聴回数でのおこずかい稼ぎ、アカウント名はナイショですが、収益化への少し道筋が見えてきた感じがしています。

 私のいちばんの関心事は、お金です。傷病手当金はMAX1年半と有限です。今のままですと、その後は失業保険の流れになることでしょう。

 職業としてはタクシードライバーに興味あるのですが、処方薬のリーゼの副作用(といっても、私自身、あっても若干ぼーっとしてくるくらいの副作用)のため、タクシードライバーに関してはドクターストップがかかっている状態です。自分のペースで働けるお仕事の印象から、また、前職でも運転を業務でして楽しかったことから車を運転するお仕事に就きたいなと思っています。

 悩みどころとして、職業に断薬成功まで待つか、まずは働けそうなお仕事に妥協して就くか、就労移行支援事業所を利用しようか、そのあたりでどうしようかといったところで揺れています。やってみたらええねんって簡単には言えない傷病手当金の制度の特徴を感じています。休むか働くかの、オンかオフの極端さと、働くと今回の傷病手当金は終了することから、その際のリスクについての判断の天秤、そこに揺れるのです。選択が私自身の今後の病状に影響すること、その懸念です。

 こうした悩みも俯瞰してみるに、順境逆境それぞれの経験を糧に実らせるチャンスだと思います。発病するほどの負荷のかかる経験をしたこころの傷、生きている証だと思うんです。発病して失ったことや能力(自分なりに回復に向けてマイペースにリハビリ中)もありますが当事者体験という経験の蓄積の途上に生きていること、当事者の主観的視座を真に理解できることもそうです。もちろんそれでも本人からの目線に過ぎず、氷山の一角です。

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