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【本紹介】心の中のモヤモヤする"感情"を扱う本3選【メンタル】

皆さんは心の中にモヤモヤした感情はありませんか?
今回は感情を扱った本を3冊ご紹介したいと思います。

「未処理の感情に気付けば、問題の8割は解決する」(実業之日本社)城ノ石ゆかり

筆者は作中で「私たちの現状に立ちはだかる課題や悩みの大半は、自らの心の中にある未処理の感情が引き起こしている」と書かれています。

本当の感情を抑え込んでもその感情は消えて無くなったりせず、どこか別の場所に現れます。それは鬱病になったり、胃腸を壊したり、依存症になったり・・・そういう行動や症状に現れることがあると個人的に思っています。もちろん、全ての病気に当てはまるわけではありません。

本書では、認知行動療法をベースにした未処理の感情を扱った、人生の主導権を取り戻す方法が書かれています。

こちらの本は自分の気持ちを抑圧・我慢してしまう方におすすめです。また、「カウンセリングに通うのにはお金が…。」と思う方にも是非読んでいただきたいです。本書を読んで、カウンセリングを受けようと思うかもしれないし、本だけでも大きな変化が現れる方もいるのではないでしょうか。

「仕事も人間関係も「すべて面倒くさい」と思ったとき読む本」(中経出版)石原 加受子

仕事がなんだか楽しいと思えない、何をしてもうわの空になってしまう、つらくて、誰とも話したくない…こんなときは心が無理をしています!自分の心を上手に取り戻し、明るい気持ちになる方法。(Amazon作品ページより引用)

こちらは「すべて面倒くさい」と思っているかたに向けた本です。

私はこの本を読んで、「面倒くさい」と思う理由は抑圧した感情が引き起こす疲弊した脳が原因なのではないかと感じました。本書では、そうした抑圧させている感情に気がつき受け入れていく方法(つまり受容)が書かれています。文章もわかりやすく、噛み砕いて書かれているので本を読むのも面倒くさい…という方でも読みやすい内容だと思います。

自己肯定感が低い人、傷つきやすい人、責任感が強い人に是非読んでいただきたい本です。

「愛着障害 子ども時代を引きずる人々」 (光文社新書)岡田尊司

本書では"感情"という言葉は登場しないのですが、私は"愛着の形成"はその人自身の感情の処理行動のコントロールに非常に大きく影響していると思います。なので以前もしたのですが、再度ご紹介します。

1、愛着障害って何?という方へ
そう思う方も少なくないと思います。私もつい最近ようやく理解しました。「愛着障害」についてわかりやすく説明されているサイトがありましたのでご紹介します。
http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-21/
(マドレクリニック:このような症状でお悩みの方 愛着障害(アタッチメント障害))愛着障害(アタッチメント障害)より)

2、愛着の形成って何?と思う方へ
愛着の形成は実は乳幼児期から始まっています。むしろ、大人になったら終わっているんですね。それについて図を用いた説明がされているサイトがありますのでご紹介します。
https://www.ibmjapankenpo.jp/i-support/stress/k01/k01_3_1.html
(家庭のストレス・マネジメント:3、心の発達 愛着の形成 より)

補足情報が長くなってしまいましたが、こちらの本もおすすめです。

なぜ、自分はなぜ感情を抑圧させているのか?それは乳幼少期の愛着の形成と関連があるのではないか?と思った方におすすめの本です。

最後に

私は上記3冊の本を含め、専門家へのカウンセリングなどで自分の心の中にある未処理の感情達に気がつくことができました。
感情を処理することは非常に重要だと思います。ただ、すごく難しい作業だと思います。

本を読むだけではわからないこともあると思います。また、トラウマや恐怖などの感情は1人で扱うのは難しいし危ない場合もあります。なので1冊の本を読むことで全ての悩みが一気に変わる!とは思わず、「こうした考え方があるんだ」という気持ちで読んでいただけると幸いです。大切なのは、諦めずに自分の感情を無視しないことだと思います。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てますように。

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