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これからの世界について考える【第5回】

私は、ミスチル(Mr.Children)が大好きです。たくさんの楽曲を世に出していますよね。何が好きか。それは、歌詞に秘められた哲学です。

例えば、"Everything made from a dream" かなり前(10年ほど前)に発表された曲ですがこんな歌詞があります。


夢、夢って
あたかもそれが素晴らしい物のように
あたかもそれが輝かしい物のように
僕らはただ賛美してきたけれど
実際のところどうなんだろう?

何十万人もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器
あれだって最初は 名もない科学者の純粋で小さな夢から始まっているんじゃないだろうか?

そして今また僕らは
僕らだけの幸福の為に 科学を武器に
生物の命までをもコントロールしようとしている


このフレーズを聞いたとき、「夢」対する意識が変わりました。夢とはよくも悪くもなるものだと。もしかしたら、今、現在新しい技術が生み出されているかもしれない。それが、一つの夢であったとき、反対にその技術を悪用するための夢も存在している。陰と陽の関係が夢には存在しているのです。


ノーベル化学賞・吉野彰氏の発明した”リチウムイオン電池”。今は、パソコンや携帯電話の電源に欠かせないもの。これは、本当に純粋な夢からつくられたものだけど、もしかしたら軍事利用や化学兵器に転用されてしまうかもしれない。そんな側面も持っているのだとおもいます。もう、すでに利用されている可能性だってあります。例えば、軍事目的に利用されているパワードスーツ。重装備をしている人でもスーツを身にまとえば、簡単に物が運べるというもの。実用化されています。逆を言えば、これは介護用スーツに転用もしているのです。これが陰と陽の関係の一例だと思います。また、パソコンにしても、当初は軍事通信システムとして開発されたのですが、現在は日常的に使用されています。(ただし、使い方を注意しないと犯罪なりますが)

これからの社会を担う子供たちには、「夢」の在り方そのものを教える必要があるのではないかと考えてしまうのです。つまり、「~になりたい」「~をしたい」という純粋な夢を育て、育むことが大人ができることなのではないでしょうか。もし、まちがった「夢」をもった子供がいたら、きちんと間違いと正せるようにしていくこと。それがこれからの世界に求められます。

少し、哲学から現実へ戻ります。

国連が出した目標SDGsの17の項目について、noteでも取り上げました。これは、目標という名の「夢」であると考えます。あと、15年で目標を達成できるような状態なら、各国はとっくに一つにまとまっています。別にSDGsを否定しているわけではありません。ただ、現実問題として夢想家的考え方だと言っているのです。おそらく、具体的な目標を国連が打ち出すことにより、国連のもつ夢を具現化しようとしているだけなのかもしれません。でも、所詮「夢」です。おそらく、15年後には、また、新しい目標設定がなされることでしょう。また、新しい目標を人々は追っていくことになると思います。そして、やはり叶えられないことなのだと気づくかもしれません。

でも、少しでも世界がゴールに向かい動こうとしているならば・・・

世界は少しずつ変化していくかもしれない。

小さな「夢」が、大きな「夢」へと変わるかもしれない

そう、期待しながら今後の世界を見ていければと思っています。

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日本の障害児の子供たちに対して支援するために起業しました。でも利益の出るような職業ではありません。国のシステム上、私のような仕事(相談支援専門員)は疎外されているのです。どうか、状況をご理解の上、ご支援していただけたら嬉しいです。