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これからの世界について考える【第4回】

こんにちは。

今回は、IT(information technology)の方面から世界を考えていきたいと思います。

”「情報技術」のことで、コンピューターやデータ通信に関する技術の総称。その言葉の意味は広く、情報通信分野の基礎技術から応用技術の範囲にまで及ぶ。具体的には、コンピューターやインターネットを中心とするネットワークを活用し、会社の業務や生活に役立てるための技術を指すことが多い。現在は、「ICT」という用語が使われることも多い。 ”(コトバンクより)

私たちの生活に欠かせなくなったパソコン・携帯電話。そして、情報をやり取りするためのWifi環境のインフラ等が、わたしたちの生活には欠かせないものになっています。

最近では、学校の生徒に一人一台パソコンを導入するとかという議論がなされています。そのくらい大事な要素になっているんですね。なぜ、こんなにパソコンあるいはネット学習の必要性とされているか。ある記事によると、日本はアメリカの6倍遅れているそうです。周りを見てください。皆さんが身近に使っている携帯電話はどこの物でしょうか?iphoneが大半かもしれません。また、それ以外になるとファーウェイやLGなどの企業が多いかもしれません。日本の富士通やNECなどの大手企業と呼ばれたところの形態は最近人気がないのです。このことに関連してか、日本の電機企業の業績が悪化しています。最近日本には、液晶パネルや半導体といった2次産業の工場が多くあり、携帯の場合ですが主路線となる企業がないのです。同様に、電化製品関連も家電量販店で見たこともない企業のメーカー製品が安く出ています。信頼と安全を求めるか、安さを取るかの選択になっているのです。先ほど、液晶パネルや半導体メーカーが日本にあると述べましたが、その分野は非常に日本は強いです。でも、世界的にみると販売戦略や販売路線の確保、企業の英語化の遅れにより、世界の技術を取り入れることの失敗、など、経済的に必要な事柄が本当に後進国になってしまったのです。

もう一度言います。日本は後進国です。

ずば抜けて優れているのは、製品の品質です。言い換えれば、それだけしかないのです。だから、日本は世界から相手にされなくなってきました。今までは、工業製品で利潤をあげていましたが、最近は観光産業が中心となり、観光立国になろうともしています。

IT化されることは、便利になるということです。財布を持たず、携帯で料金を支払うことができる電子マネーが最近急速に普及してきました。これに伴い、クレジットカードの取扱量(発行枚数)が4倍ほどになったようです。還元率がよく、消費税の影響をあまり感じないくらいですね。おそらく、電子マネーを使わない方にとっては経済的弱者になってしまいますね。今日も妻から、子どもの制服を電子マネーで買ってきてって頼まれました。高額なものほど還元率がいいですからね。使える店も本当に増えました。電子マネーの種類が多いのでどのくらいの店舗が取り入れているかは、わかりませんが近所のカフェなどで使われるようになり便利になりました。

しかし、この電子マネーですが普及させたからくりもあります。いわゆるビッグデータと呼ばれるものの蓄積です。年代、購入したもの、金額が一瞬にしてデータ化され販売戦略にいつの間にか利用されています。一番怖いのは、政府がこれをコントロールしだすと大変です。ビッグデータは、個人のプライベート情報です。それを何かしら悪用される可能性もなくはないと思います。また、先日JRでクレジットカード決済ができなくなるトラブルが発生しました。停電や携帯の電池切れの場合、当然のことながら利用できません。また、電子マネーを管理している企業の倒産等の危険性も秘めています。いい部分がある反面、やはり心配事も尽きません。

さて、教育的立場で児童生徒に一人一台のパソコン付与を述べましたが、これにも背景があります。今の子供たちは、タブレット世代です。携帯やタブレットを使うことには非常に慣れています。でも、キーボードが使えないのです。仕事上大学生と関わることが多いのですが、ワードやエクセルなどのビジネスソフトが使えない。キーボードの操作ができない。などの問題を持っています。簡単なレポートもパソコンで書くことができないのです。さらに、タブレットで検索し、情報を得ることはできるが、打ち出すことができないのです。つまり、文章が書けないのです。びっくりすることに、旧帝大クラスの学生ですらひどい文章を書いてきます。句読点の打ち間違い。意味不明な接続詞。などなど。これで、本当に本人は困っているかというと、当たり前のように「パソコン使えません」という始末です。卒論は?と聞くと「外部に委託する予定」と答えが返ってきました。本当に社会に出る力がないのです。また、プログラミング的思考の教育をするように政府は言っていますが、そもそもその思考とはどのようなものなのでしょうか。ただ単に、インドなどプログラミング先進国にならっただけのような政策に思えます。

さて、ITについて希望的観測もあります。

老人介護の軽減。介護用ロボットスーツが汎用してきました。先日、政府が予算申請したい施設の募集をしていました。

また、自動車も自動運転の時代がようやく来る手前まで来ています。アクセルとブレーキの踏み間違えの事故の対応策として、安全装置の義務化も進む予定です。

医療分野においても過疎地区医療にITを導入して、診察ができるような仕組みを築いています。

このほか、ITの革命によりより便利な社会が生まれると思います。でも、忘れてはいけない事。

人が技術をつかうこと。扱う人により良くも悪くもなる

ということです。良い社会になるか、悪い社会になるかは、つまり私たち人間がどう使うのかなのです。そのことを忘れずに、技術の進歩をワクワクしながら待ちたいものです。

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日本の障害児の子供たちに対して支援するために起業しました。でも利益の出るような職業ではありません。国のシステム上、私のような仕事(相談支援専門員)は疎外されているのです。どうか、状況をご理解の上、ご支援していただけたら嬉しいです。