月星キレイ

心をひらいてときめくだけで願いはどんどん叶う!開運カウンセラー/占術家(タロット・占星…

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心をひらいてときめくだけで願いはどんどん叶う!開運カウンセラー/占術家(タロット・占星術)/心屋塾認定講師(心理学セミナー講師)/ライトランゲージチャネラーの月星キレイです♡スピリチュアルなお告げによりnoteでは小説を書いてみようと思います♡

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  • ふたご座うまれのひとりっ子【連載小説】

    はじめての連載小説です お告げにより書くことを決めました 読んで頂けたらうれしいです

最近の記事

ふたご座うまれのひとりっ子 #3【連載小説】

「占いは信じない」という男に限って、朝の占いの結果に腹立てている気がする。 そして、子供ができると名前の画数を調べまくる。 姓名判断と占いは何が違うのか? 通勤電車に最近設置された、小さなテレビのような画面。 そこに映し出された「今日の最下位は・・・ふたご座のあなた!」の文字を見て湧いた怒りが、過去の陳腐な男たちへの怒りを反芻させた。 そんな怒りは、あと1時間もしたら再び社会の歯車となって働く日々が始まることへの恐怖心を隠してくれるのだから、最下位にしては朝からラッ

    • ふたご座うまれのひとりっ子 #2【連載小説】

      この時期の雨は、何でこんなに中途半端な降り方をするのだろう。 私は中途半端が嫌いだ、ものすごく嫌いだ。 この6月の雨は、まるで自分を見ているようだから、嫌い。 小学生は新しい友達ができると必ず星座を知りたがる。 私が自分を中途半端な人間だと自覚するようになったのは、小学2年の頃。 井元ひかる、「イモトヒカル」だから出席番号はだいたい3番前後。 アライ、イイダの次くらい。 4月の昼休み、前の席だったイイダさんから「イモトさんって何座?」とふいに聞かれた。 子供の

      • ふたご座うまれのひとりっ子 #1【連載小説】

        特技、目立ちたくないのに、目立ってしまうこと。 履歴書に書いてはみたものの、この特技をポジティブにとらえて私を採用するような企業とは気が合わない。 女子社員の中途採用なんて、100パーセント目立ちたくないのに目立ってしまう。 個を尊重し特技を活かした働き方をさせようと考える親切心なのか、目立って困惑する姿を嘲笑いたいだけのマウンティング人事なのか。 とにかく気が合わないことだけはわかる、前職から給料2割増しの企業に採用されたのは、6月7日。 新しい仕事と32という記

      ふたご座うまれのひとりっ子 #3【連載小説】

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      • ふたご座うまれのひとりっ子【連載小説】
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