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「こころ、揺れる」 - 散歩に読書、そして昼寝の秋

皆様、どう週末や自由時間をお過ごしだろうか。

食欲の秋、スポーツの秋など、様々な秋の時間をお楽しみだと思う。

新しい土地での初めての秋の時間を表現すると何だろう、というのを引っ越して以来ずっと考えていたが、散歩に読書、そして昼寝に集約される気がする。

散歩

文字通り、霧や雨も多いこの土地で林や山を散歩するのももちろんなのだが、未知の領域について、余り明確なゴールを定めずに、全力の5割位のペースでフラフラする、というのが近いだろうか。

これまでは、短期の、成功か失敗かがすぐにはっきりする目標に向けた全速力が多かった。未だに自分の仕事はそのような形で、それは別のnoteにまとめるつもりだが、自由な時間は、それと異なり、足元の枯れ木を踏む音や、聴いたことのない鳥のさえずりや、深い苔や木々、最近はきのこの香りを「こころ」で感じるべく、ゆっくり進むのが良い。

読書

noteでもオススメの本など有益な本に関する情報を多く目にすることができる。良い本や、プラスになる本は、もちろん世界中無限に存在するが、一方でそれを全部読めるわけでもない。それに、その本を読んで、感想を求められた時に、「すごい良いよ、絶対読んだ方が良い。」みたいな浅い感想しか言えない読み方はしたくない。また、10分で内容を集約みたいなYoutubeの動画も多いが、手早く他人の解釈や理解に基づいた要約を読むことに興味もない。自分の浅はかな思考や、先人の悩みや苦しみを感じさせてくれる、そして、文字を読むのに要する何倍の時間も、自分としてはどう考えるのか、という問いを提供してくれ、悩ませてくれる本が、私にとっては時間をかけて価値のある本だと考えている。段落の途中で、章の途中で、至る所で、寄り道しながら、自分への問いをし続けてくれる、そしてそのような文章をすでに残した才能に悔しさを感じさせてくれる本、そういった本への出会いと再会を、楽しみにページをめくるのが良い。

昼寝

現在の家には、自分の書斎よりも広いサンルームとテラスが備わっている。ここで、本を片手に、自然に五感を研ぎ澄ませ、研ぎ澄ませすぎた結果(?)眠りに落ちていることに気付いた時の幸せな感覚。「あれ、本はどこまでいって、何を考えていたんだっけ、そうだそうだ、この辺だったかな。。」と慌てること程贅沢な時間があるだろうか。

秋は、日が出ている時間に、この半分外、半分室内といった微妙な位置で過ごすのも良いし、夜や冬は、蒔きを焼べて、思索に耽って、案外それが新しいアイデアに繋がったりするのを楽しみにしている。


人によって充実感や達成感を得られ、また幸せを感じることは様々だと思うが、贅沢な一人の時間を、そして深く自分自身を知る時間を過ごしてみるのも、良いのではないか、と思っている。

皆さんの秋の過ごし方、是非コメントやnoteで参考にさせて頂きたいです。

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