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田勢康弘「ここだけの話」just between us

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政治ジャーナリストの田勢康弘代表が今世界で起こっている事象を独自の視点で分析します! ここだけでしか読むことができない、まさに「ここだけの話」~just between us~ …
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#北朝鮮

緊迫の「米・北」 誰も理解不能、金正恩氏

四国新聞掲載「愛しき日本」4月24日付けより

 米海軍原子力空母カールビンソンが日本海へ向け北上。海上自衛隊護衛艦2隻が同行する。朝鮮人民軍創設記念日の25日を前に緊張する北東アジア。55年前のキューバ危機は米国とソ連の核戦争直前まで行った。あのときのように直前で危機を回避できるのか、それとも…。その鍵は「金正恩」という理解不能な指導者が握る。

 「金正恩」という人物はいかなる人物なのだろうか

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金正恩斬首作戦の真実味

 サリンを撒いたという理由でトランプ大統領はシリアを爆撃した。米国は絶対まちがいないと断定しているが、証拠を示していない。ロシアは証拠を示せと批判する。

 シリアのアサド政権側は反政府軍より優位に立っていた。首都アレッポを奪還制圧しこのまま推移すれば勝利は時間の問題だった。国際的な批判は確実に予想されたのに、あえて危険を犯してサリンを使う必要がどこにあるのかといぶかる声が強まってきた。またトラン

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朝鮮半島から目が離せない

 朝鮮半島で何かとんでもないことが起こりそうな気がする。

 金正男暗殺で、さすがの中国も金正恩を見限ったようだ。中朝国境が軍事的に緊張状態にあるという情報もある。もはや北の金正恩をかばおうとする国は1つもない。完全に孤立した金正恩が窮鼠猫を噛むでとんでもないことをやらかすか、あるいは密かに金正恩体制の転覆をねらった国際的工作が奏功するか。

 米国CIAはかつてイラクのフセインやリビアのカダフィ

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