【今の時代と日光東照宮】
『人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず』徳川家康の遺訓
今の時代にはどうなんだろう。うーん・・。重荷を背負って急がず進む・・。
重荷を手放して、トライ&エラーとはちょっと違うのかも。
というわけで日光東照宮に行きお参りして、宝物館で家康が使っていたと言われる甲冑を見てきました。
においと言うか、ただならぬ雰囲気が漂ってます。
鎧を見ながらその雰囲気を感じ、家康な気分になってみました。この時代を生きていたなら何を考えて、何を大切にするのだろう。
戦国時代は、たくさんの国があって闘いに明け暮れて、いつやられるかも知れない。平均寿命も今より短い。
3人の武将を表す表現として
織田信長
「鳴かぬなら殺してしまえほととぎす」
豊臣秀吉
「鳴かぬなら鳴かせてみせようほととぎす」
徳川家康
「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」
今は、鳴くまで待っていたら、時代に追いつけないかもしれませんね!!
急ぐ時代に、急ぐべからず。
手放す時代に、重荷を背負う。
・・・。
・・・。
ただ言えるのは、
事実として江戸幕府を開き260年続いたこと
1603年〜1868年
初代家康から15代将軍 徳川慶喜まで長く繁栄してきました。
『人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず』
家康の遺訓、僕にとってはとても興味深い。
家康は短気だったために敵の挑発に乗って大敗したという説があります。遺訓は長い人生の経験から出てきたのかもしれません。
想像の中で家康の甲冑を身にまとってみると、何かとても大切なメッセージを受け取らせていただいた気がしました。
徳川家康 遺訓
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。