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たくさんお話をきかせてください。マッサージ治療院では「問診ができます」

問診が「できる」とはどういうことか。
リラクゼーションを目的としたマッサージ店では、
病歴を細かく聞かれたりすることはなく
治療を目的としていませんと
念を押されたりすると思います。

あん摩マッサージ指圧師は国家資格であり、治療を目的とした施術をします。そのため、身体に与える影響や、健康を左右するという責任も背負っています。

「問診」は現代医学で使われる言葉ですが、定義として決まってはいないようです。下記、厚労省の資料です。
プロフィールを聞くだけ、ではないので、専門的な知識が必要だと書かれています。患者が関係ないと思って言わないことでも、実は関係があることもありますので、それをきちんと聞き出す必要があるからでしょう。

問診:医師もしくは医療専門職種が診断の手がかりを得るため、若しくは自らの職種の能力を活かし患者の状態等の評価を行うため、患者に病状や既往歴、家族歴などを聞くこと(患者との対話によって質問を行うなど、専門職としての知識が必要)

Microsoft PowerPoint - 04.参考資料1_191225診療のプロセス (mhlw.go.jp)

東洋医学においては、血液検査や画像診断ができないため、問診はかなり重要な「患者さんの状態を知る方法」です。

私は施術の前に細かくお話を伺います。

何も聞かなくても細かく話してくださる方もいれば
聞いたことにしか答えない方もいます。

そういう、性格的なことも問診をしながら探ります。

相手によって説明の仕方や、どこまで細かく話すか
セルフケアがどれくらいできるか

そして、「気」の話も大事ではありますが、理解のある方かどうか…も実は探っています(笑)
目に見えないものの話は難しいのです。怪しまれたら終わりです…。
筋肉や神経の話さえも、実際に見えるわけではないので、結構むずかしい。

すべて細かく説明するのが良いとも限らず
患者さんと会話しながら
その人の身体の状態だけでなく
考え方や価値観なども探っていく。
そうやって信頼関係を築くことで、治療の効果もあがると思っています。

こんなの意味ない、気休め
と思っていたら、治りは遅いです。

お薬を飲むときも
「これを飲めば痛みが軽くなる。お願いね」
と思って飲んでみてください。

 (よく、正露丸のにおいを嗅ぐだけで良くなる気がする、とか聞きませんか?)

そして「よし、お薬飲んだから大丈夫」と不快感のことを忘れるようにしてみてください。チャレンジはタダですから。

気温差の激しい春先です。
無理なくね。
ふり幅の大きい自然の力に、必死についていく必要はありません。この辺が真ん中かな、というところでちょっと足す・ちょっと引くくらいでバランス取っていきましょう。つまり、ちょっと我慢は必要かもしれません(笑)


問診でどんなことを聞くか、こちらにもまとめてあります。


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