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身近なところにあふれる「病気の原因になること」~東洋医学
病気の原因になると考えられていることについて、お話していきます。
1 外因(六淫)
風・寒・暑・湿・燥・火
2 内因(七情)
怒・喜・憂・悲・思・恐・驚
3 不内外因
飲食・老倦・房事・外傷など
大きく3つに分けられていますが、簡単に言うと
気候・自分の感情・それ以外の社会生活
です。
これを学んだ時、人が健康に生きていくのは奇跡だと感じました…
1・外因(六淫/外邪)
風・寒・暑・湿・燥・火
自然界の気候の変化により、人体を外部から発病させる原因となるもののことを言います。
これらはもともと「正気」で、万物を発生、変化させるものです。
しかし過剰や不足、季節に反して出現するなどの異常が起き
人体の正常な適応力や抵抗力が衰えていると、発病因子となり疾病を生じさせます。
こうして病を引き起こす「邪気」に転じた6つの外因を「六淫」または「外邪」と呼びます。
・夏だから仕方ないけど連日38℃は暑すぎる!
・4月なのに30℃??6月なのに3月の気温??
みたいなことが起きたときに、
身体が対応しきれない状態だと
病気になってしまうよ。ということです。
2・内因(七情)
怒・喜・憂・悲・思・恐・驚
内から生じる病因のことで、過度の感情を指します。
これらの感情は、当然備えているべき精神的反応であり、病因ではありません。しかし、突然強い精神的打撃を受けたり、長期的に特定の感情に陥るようなことが起き、その反応が生理的範囲を逸脱すると病因となってしまいます。
内因はそれぞれの感情と結びつきの強い臓器を傷めると言われています。
例えば、強い怒りや悲しみで体調を崩すことは、東洋医学的には「当然あり得る」ことなのです。
3・不内外因
飲食・老倦・房事・外傷など
内因にも外因にも属さない、社会生活を営む中での病因です。
飲食物の量と質の不適、労働・休養の過不足、房事の不節制、外傷などを言います。
まとめ
大まかに挙げてみましたが、気候、自分の感情、生活など、病気の原因となることが多すぎる、と感じませんか?
(それぞれの悪さについては別の記事にします)
これはもう、生きてるだけで丸儲けです。
東洋医学では大自然(大宇宙)に対して、人体を小宇宙(小自然)と考えます。あらゆることに影響されるのは当然です。
ただ、人体は本来、このような変化に対応できる力を持っています。
恒常性を保つために、常に自律神経が働き
体温や血圧、血糖値や体内の水分量などなど…
ずーっと調節し続けてくれています。
疲れて動かなくなったり、誤作動を起こしても仕方のないこと。自律神経サマお疲れ様でございます。なのです。
ですから
身体が対応しきれない状態である
ことの方が問題なのです。
昨今増えている気象病においても、
対応しきれない身体を元に戻す、対応できる身体を作る
という希望を忘れないでいただきたいです。
なんでもバランスよく、全体の調和を整えるという東洋医学の考えは、とてもシンプルではありますが、目に見えないため、とても難しいことのようにも感じています。
が、東洋医学は
自己免疫力・自己回復力を取り戻す治療法です。
今一度、ご自分の身体の本来持つチカラを信じてみませんか。
* … * … * … * …*
このように発信していくうちに、東洋医学の可能性にますます魅力を感じるようになりました。教科書は、日本語のようで日本語じゃない…わかりにくいものではありますが(笑)皆様にわかりやすく、ご説明できるよう翻訳しております。
これからも東洋医学のことを、わかりやすくお伝えしていきたいと思っていますので、お読みいただけると嬉しいです。
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