歳を重ねるごとに、やらなくてはならないことが増えてくる
何もしないのはもったいない
という記事を書いたのですが
患者さんとお話していて気付いたことが2つ
1つめ
膝が痛む日が増えてきた、という方は
マッサージをしたり
身体の使い方に気を付けながら過ごしていただくと
しばらくは落ち着くとの事
しかし、家事や仕事を休むわけにはいかず、無理のない範囲でと思っていても、痛めたところや、痛めやすいところには負担がかかるもの。
お教えするストレッチなどもまじめにやってくださる方の場合
やはり、症状に応じてやることが増えてしまうわわけです。
膝の痛みにはこことここ
腕が痛く、ダルイ日もある、となれば
肩や腕のストレッチ
腰の張りも気になるとなれば
体幹のストレッチ
…など
痛むところが増えると
それ以上悪化しないように予防的ケアが必要になります。
まじめな人ほど
やらなくてはいけないことが増える
というストレスを感じてしまいます。
大抵の人は、しばらくすると日課になっていたストレッチも忘れます。
忘れるということは、痛みや不快感が軽減したとも考えられるので
悪いことでもないのです。
ただ、また何か症状が出てきたときに
「あ、最近このストレッチしてなかった」と
思い出して
実行する
ということができれば、病院やマッサージ治療院に行くまでの応急処置にはなるかもしれません。
2
丁寧な暮らしが話題になったりもしますが
手や足が痛む方にとっては「丁寧」がとても苦痛になります。
だんだんと脂物にもたれるようになってきた方、
自炊してお野菜多めに、としたいところですが
手が痛くて料理ができず、市販のお弁当を買ってしまうため、どうしても塩分や脂が気になる とのこと。
身体に気を付けて、
食生活や運動を毎日きちんと、が難しくなるのです。
やらなければならない
でもできない
というジレンマを抱えている方はきっと多いと思います。
高齢者に限らず。
自律神経系の不調がある方なども、きっと。
健康を取り戻す、健康を維持するために必要なことを
自分でできるとは限らない。
今は便利なものが増え、昔に比べたらラクなんだけど。
それでも
歳を取るってツラいことよ
とおっしゃる患者さんたち。
少しでもその不便を補って差し上げることができたら、
不安も小さくできるかな、と思っています。
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