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ゴレム(石壁)部隊の強さを考察 【HUNTER×HUNTER 考察】

(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)


伝説の傭兵部隊『石壁』 彼らの強味はどこにあるのか?
考察してみました
結論から言うと

① 火力は通常部隊と変わらない

② 最大の武器は「手ぶら」になれること

③ 短期決戦では弱い

です


① 火力は通常部隊と変わらない

まず、同条件で比較するために

【同じレベルの念使い3人チーム】
【全員アサルトライフル相当の念弾を飛ばせる】

形と威力的にそう考えていいだろう
(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)

と、仮に設定します

石壁部隊→【ゴレム1名+弾要員2名】

通常部隊→【放出系(実銃携行)3名】

となります

ゴレムは弾要員とのジョイント(相互協力)により単体火力が増します
「アサルトライフル→重機関銃」レベルにパワーアップすると仮定しましょう
しかし、ゴレム側は弾要員として1人を失ってしまう上に
敵も2人がかりで重機関銃を携行して念弾を撃ってきた場合

石壁部隊→【重機関銃(ゴレム+弾要員)+アサルトライフル(1名)】

通常部隊→【重機関銃(2名で携行)+アサルトライフル(1名)】

…と結局、火力と射程は拮抗してしまうことになります

② 最大の武器は「手ぶら」

では石壁部隊の強味は何なのか
それは「手ぶら」になれること
具現化した武器を消して身軽に動けることです

弾丸抜きでも重機関銃本体は30kg以上になり、アサルトライフルは4kg近い
ゴレム隊はこの重量を0にして、ヒット&アウェイを繰り返せるわけです

30kgの荷物をもってノソノソと進軍していたら
手ぶらで疾走してきて機関銃を召喚ブッパ→逃げ去っていくのですから
相手からしたらたまったもんじゃありません
そして潜伏されると荷物を抱えてる側はジワジワと疲れていく

中長期の戦闘、お互いのスタミナを削り合う消耗戦となった時に
この重量の差はとてつもないアドバンテージです
現実の戦争においても装備の軽さは重要な課題となってます
ミュヘルの言っていた戦闘効率とは重量のことでしょう

③ 短期決戦には弱い


というのも、ゴレムは武器の具現化にメモリを割いてしまってます
対して通常部隊の実兵器はメモリを食いません


敵のリーダー格が、装甲か火力に全振りしていた場合
具現化にメモリを割いてるぶんゴレムは押し負けてしまうのです

だからミュヘルは「中長期の戦闘においては有利(だが短期決戦では不利)」
だと言い、ゴレム以外の10人はすべて偵察援護要員という
主力戦闘部隊というよりも偵察・遊撃部隊としての色が強いわけです
ゴレム以外に主力を混ぜると高機動(手ぶら)の強味を活かせなくなるからです


なにより戦争ではなく未知の大陸に植民(ビジネス)をしにいくんだから
偵察力と機動力を重視したのも理に適ってますね

(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)


……ここで援護要員になれるだけこいつらは上澄みも上澄みという


(HUNTER×HUNTER カラー版 33巻)


【追記】
仮にアサルトライフルや重機関銃の例を出しましたが
これが迫撃砲でもロケットランチャーでも
武器の大きさに伴ってゴレムはメモリを喰いますし
通常部隊はそれを携行するために体力(オーラ)を喰います
兵の質が同じならば戦闘力が拮抗するのは変わりません

あくまでシチュエーション(中長期の戦闘)に対して
石壁部隊が最適解であるという話だと思います

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