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フウゲツが衰弱しているシンプルな理由 【HUNTER×HUNTER 考察】

フウゲツが心身耗弱している理由…それは


「心労」である 説


一周回って1番シンプルな理由だったのではないか…?と


カチョウとフウゲツが脱出に失敗した後、カイザルと出会い、相談した結果

「上位4王子を毒殺していくぞ」という方針で決まりました

(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)

元々好戦的なカチョウもこれを快諾し

「これから上位4王子を殺していくわよ」

と、フーちんに伝えに行くのですが…

納得させなきゃいけないほど殺しに抵抗があると

フウゲツだけ様子が明らかにおかしいです

“なぜか”メンタルが不安定です
なぜか心身が耗弱していますね…? なぜでしょうね…?
不思議ですね…? 敵の能力でしょうか…?

一緒にここから抜け出そうね!
(HUNTER×HUNTER モノクロ版 38巻)

……いや

心身耗弱して当たり前じゃね……?と


守護霊獣(マジカルワーム)はともかく
フウゲツ自身は肉体も精神も「ただの気弱な女の子」です
メンタルが特別にタフだとかそういう描写もありません

(HUNTER×HUNTER カラー版 34巻)

一縷の望みだった脱出に失敗してしまった
カーちんは自分のせいでおそらく大変な目に遭っている
あのベンジャミンやツェリードニヒと戦わないといけないかも…
これから何人も人を殺さないといけないかも…
できればカーちんには人を殺してほしくない…
だからマジカルワームを鍛えて私がなんとかしなきゃ!
でもマジカルワームを使うたびに激しく疲れてしまう
カーちんの幽体もオーラで支えなきゃいけない…
でもサボってられないカーちんのために頑張るんだ!
あれ?なんかマジカルワームが進化してる?
やった!まかせてカーちん!寝る間も惜しんでやるね!

そりゃ心身耗弱するのでは…?

わたし頑張るから…

このコマをもっと素直に読むべきだったのではないか
「カーちんのために無理して頑張ってたらボロボロになりました」と

プロハンターのセンリツ、司法局次長のカイザル、凡人離れにドライでタフなカチョウ

この3人のせいで麻痺していますが、本来、普通の少女の肉体と精神で耐えられる状況ではありません

しかもこの世界には「邪霊」というハイエナのような存在までいて
いわゆる「メンヘラ」では済まされないリアルなダメージを与えてきます
心(オーラ)の限界がそのまま体の限界に繋がってきてしまう世界です
「心労」が命取りになる世界です

答え言ってません?
(週刊少年ジャンプ 2024年 46号 352p)

そしてベンジャミンによると

念による攻撃ではなく、肉体的な病気でもなく
「絶望」するだけで邪霊に憑かれて10日で死ぬ世界らしいです

ならば、カチョウが死んだ絶望(ショック)とまでいかずとも
極度のストレスを抱えてるフウゲツがこの状態になるのは自然ではないか?
(というかカチョウが死んでる事に気づいたのではないか?)

能力も霊獣もクソもなく

心身耗弱しているから、心身耗弱しているのではないか?

(進次郎構文)

冨樫先生のミスリードにまんまと引っかかったのではないか
数年ぶりに連載再開するとなれば、自分みたいな深読みオタク勢が躍起にやって
「謎解き」を始めるであろうと

散々匂わせた敵の念能力もとどのつまりはブラフ
そういう頭でっかちな読み方をしてくる考察勢の心理を逆手にとって

右ストレートでぶん殴ってきたのではないか?

麻痺していた 当たり前の感覚


「考察ゲームに熱中しているあなた(H×Hオタク)には
女の子がストレスで潰れかかっている事がよほど奇妙に映るのね…」

冨樫先生はこう言いたいのかもしれません……逆に考えすぎでしょうか?

…以上です

考えすぎだとは思うのですが、辻褄は合ってるんじゃないかなーと笑
ハンターハンターってシンプルな所はシンプルに決めてくるので

ただこの説には大きな穴があって「じゃあどう解決するんだ」ってなるんですよね
フーちんを精神的に休ませて元気づけるきっかけが想像できません
敵の能力ならば敵を倒せば解決できますが…環境そのものとなると
だからやっぱり考えすぎなのかなーと、結局ルズールスかウショウヒ辺りの仕業かなと

でもこうやって根本に立ち返って見るのも大切だと思って記事にしました

ちなみに自分の仮説は
フウゲツの急成長と躁状態は→ルズールスによる幻覚
フウゲツの背中の印は→ルズールスの霊獣か、大穴でカチョウ
フウゲツの心身耗弱は→心労によるモノ
って感じです




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