カチョウは手紙で幽霊アピールしている説(10/23更新)【HUNTER×HUNTER 考察】
最新号ネタバレ注意です(週刊少年ジャンプ 2024年 47号より画像抜粋)
結論から
・カチョウは幽霊であることを、手紙で王子達に匂わせている
・「わたし幽霊だから偵察でも何でもできますよ!」とアピールしている
・それで王子達に仲介役のフウゲツを重用してもらおうとしている
・共闘するも良し、隙を突いて暗殺するも良しの2段構えの作戦
……という説です
【違和感①】
“死人”の私だからこそ『出来る事がまだあるから…』
いや、“死人”はもう何もできないはずです
死んだ後に“まだ”何か出来るのは幽霊だけです
それを匂わしたかったのではないか?
※「出来ること=遺言を残すこと」だとしたら
次の「言える事」と意味が被ってしまいます
【違和感②】
そもそも
「遺書があること」自体が少し不自然です
「カチョウは“生き延びるため”に船外に脱出を試みたが
結界により死の罰を受けた」というストーリーのはずです
そんな人間が遺書を残すでしょうか?(…と王子達は怪しむのではないか?)
作戦として少々ガバってないでしょうか
「脱出作戦が成功するとは限らないから一応…」という風に考えても
「死人の私」というのは…これから必死こいて脱出する人間が使う主語に思えません
あえてその違和感を利用して、私は幽霊ですよ〜と匂わすために
『死人の私』という言葉を使ったのではないか?
【違和感③】
情報の仲介役…?
カチョウはすでに死んでるのに何を仲介するんでしょうか?
死人からこれ以上情報なんて出てこないはず
ベンジャミンが言うように「第二、第三の手紙(爆弾)を小出しにするつもり」?
だとしたらフウゲツが「駆け引きに遺書を利用してます」と公言してるようなものです
一度に出せるはずのモノを出さないのだから
遺書の信憑性そのものが下がってしまう行為ではないでしょうか?
ベンジャミンがカチョウの幽霊アピールに気付けなかったのは
バルサミルコがハルケンブルグに撃たれるという緊急事態の直後で余裕が無かったから
…と考えれば辻褄は合います
そしてこのシーンの誰かが、カチョウが幽霊であることに気づいたのではないか?
【10/23更新】
つまり「死んだはずのカチョウがまだいた状況を最大限利用する」とは
この幽霊スパイの売り込みの事だったのではないか?
もしカチョウが「実は生きてて隠れてました」だと色々困ったことになるからです
「じゃあ誰が匿ってたんだ?」と真っ先にカイザルとフウゲツが疑われる
すなわちリーク元も司法局(カイザル)であるという事が公にバレバレになってしまう
「幽霊として勝手に動いてました」なら、幽霊は法(公)の適用外であるために
王子達が薄々感づいててもカイザルやフウゲツを表で詰めることはできません
証拠を残さない不意討ち、つまり暗殺が理想である継承戦において
“いるはずのない幽霊と裏で密かに接点を持つ”ことが
王子達にとっても1番望ましいわけです
なにより生身の女の子より壁を抜けれる幽霊の方が利用価値があるのは明白です
だから「カチョウがまだ“生きていた”」ではなく
「カチョウが(幽霊として)まだ“いた”」という文章になっているのではないか
幽霊スパイとなったカチョウを王子達に売り込み、その仲介役のフウゲツを重用してもらう
「死んだはずのカチョウがまだいた状況を最大限利用する」とはこの作戦のことだったのではないか?
…以上のポイントから、フウゲツは幽霊アピールしている説を思いつきました
まだまだ気づくポイントがありそうでこれから追記していこうと思います
…もし当たってたら冨樫先生凄すぎるだろと…一体何重に仕掛けてくるのか
ハルケンブルグとウンマの衝撃に読者が気を取られている隙を突いて
なんてことのない手紙のシーンにスッと爆弾を仕込んでいたのか…?
気が動転してて見逃したのはベンジャミンだけでなく読者(私達)も同じだったと…?
警察に気を取られてる隙に大三元を仕込んでいた赤木しげるみたいに…?
もちろん、自分の勘違いではないことが前提ですが…笑
【珍説オマケ】
もしかして…これは誤植ではなかったとか?
「第11王子(フウゲツ)の憑依霊(カチョウ)」を表現するために第11王子(カチョウ)と表記した?
「第11王子(フウゲツ)を仲介して憑依霊(カチョウ)に探りを入れる」
…と王子視点ならば意味は通るんですよね
流石に考えすぎなので珍説扱いで笑